【先行者がいた】せっかく早起きしたのに絶望…。渓流釣りでのマナー(頭ハネ)と「残された魚」の探し方

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遊山メンバー 遊山メンバー
この前、気合を入れて朝3時に起きて山奥の川まで行ったんだけど、止めようと思ってた駐車スペースにすでに別の車が停まってたんだよね。「うわ、先越された!」って一気にテンション下がっちゃって……。ああいう先行者がいる時って、どう立ち回るのが正解なの?
筆者 ユウ
あー、それ週末アングラーあるあるだね!東京からわざわざレンタカー借りて遠征した時にそれがあると、本当に膝から崩れ落ちそうになるよね(笑)。でも大丈夫、先行者がいるからってその日の釣りが終わったわけじゃないんだ。絶対に守らなきゃいけないマナーはあるけど、プランBを用意しておいたり、少し時間をズラしたりするだけで、まだまだ綺麗なトラウトに出会えるチャンスはたくさんあるよ!

まだ薄暗い早朝、眠い目をこすりながら高速道路を走り、ワクワクしながら目当ての川へ到着。

「よし、今日は一番乗りだ!」と思いながら入渓ポイントの駐車スペースに車を寄せると、そこにはすでにポツンと停まっている見知らぬ車が1台……。

週末に渓流釣りを楽しむアングラーなら、誰もが一度は経験するあの「絶望感」。せっかく早起きしたのに、もしかして今日の釣果はもう終わってしまったのかと、一気に肩を落としてしまいますよね。

しかし、そこで諦めて帰る必要はありません。
渓流は私たちが想像している以上に広く、少しの工夫と心の余裕があれば、先行者がいたとしても十分に自然を満喫し、綺麗な魚に出会うことができるんです。

この記事では、先行者がいた時に絶対にやってはいけないマナーから、別の川を探す「プランB」の立て方、そしてあえて同じ川に入る際のアプローチ方法について、私の遠征での実体験を交えながらお話しします。

入渓点に停まる見知らぬ車を見てガッカリする様子
先行者の車を見つけた時のショックは大きいですが、ここからが腕の見せどころです

入渓点に先行者の車…その日の釣果は終わったのか?

先行者の車を見た瞬間、「今日はもうボウズ(釣果ゼロ)かもしれない」と頭を抱えてしまう気持ちは本当によく分かります。しかし、先行者がいたからといって、その川の魚がすべて釣り切られてしまうことなど絶対にありません。

確かに、人が歩いた直後の川は魚が極度に警戒してしまうため、無防備な状態の魚を釣るのに比べれば難易度は跳ね上がります。スレた魚への対応策でもお話ししたように、魚を騙すためのテクニックやアプローチの工夫が必要な状況になるのは事実です。

ですが、川の中には先行者のルアーに反応しなかった魚や、投げにくい場所に隠れていて手つかずになっている魚がたくさん残されています。焦って感情的になるのではなく、まずは一度深呼吸をして、今の状況を冷静に受け入れるところから休日の釣りをリスタートさせましょう。

絶対NG!渓流釣りにおける先行者との距離感とマナー

先行者がいると分かった時、焦る気持ちから「少しでも早く上流へ行かなければ!」とパニックになり、絶対にやってはいけない行動をとってしまう人がいます。

それは、「先行者を追い越して、すぐ上流のポイントに入ること」です。これは渓流釣りにおいて「頭ハネ」と呼ばれる、最も嫌われる重大なマナー違反になります。

マナーを守り、距離をあけるアングラー
同じ自然を楽しむ仲間として、お互いが気持ちよく過ごせる距離感を大切にしましょう

渓流釣りは、原則として下流から上流に向かって釣り上がっていくスポーツです。
自分がこれから釣ろうと楽しみにしているすぐ目の前のポイントに、後から来た人がバシャバシャと入ってきて魚を散らしてしまったら……誰だって嫌な気持ちになりますよね。川のルールとマナーを守れないと、せっかくの休日がトラブルで台無しになってしまいます。

もし先行者を見かけたら、無言で追い越すのは絶対にやめましょう。
どうしても同じ川で釣りがしたい場合は、先行者が入った場所よりもずっと下流側から入渓するか、あるいは先行者と直接会った時に「おはようございます。どこまで釣り上がるご予定ですか?」と気持ちよく挨拶をして、お互いのエリアを譲り合うコミュニケーションをとることが、大人なアングラーとしての鉄則です。

プランBを発動せよ!諦めずに別の川(支流)を探すコツ

先行者がいる場合、お互いに気を使いながら釣りをするよりも、最もストレスなく楽しめる解決策は「思い切って別の川へ移動すること」です。

とくに私のように東京からレンタカーを借りて遠征している場合、1つの川に固執してイライラしながら釣りをするのは時間がもったいないですよね。
だからこそ、家を出る前の下調べの段階で、本命の川の近くにある別の川や支流など「プランB」「プランC」の候補をあらかじめ用意しておくことを強くおすすめします。

マップを見てプランBを探す
本流の脇からひっそりと流れ込む小さな支流。地図を見ながら探すのも宝探しのようです

一言で川と言っても、源流や里川など川のタイプは様々です。
本命の川に人が多ければ、マップアプリを開いて水色の線をたどり、メインの川に流れ込んでいる名もなき細い「支流」を探してみてください。「えっ、こんな小さな川に?」と思うような場所に、誰も手をつけていない美しいイワナやヤマメが隠れていることは本当によくあるんです。

安全な入渓ポイントを自分で探し当てる喜びも、渓流ルアーフィッシングの大きな魅力の一つですよ。

あえて「先行者の後」を追うなら、時間とルアーを変えよう

「移動できるプランBの川がない」「どうしてもこの川の景色が好きで入りたい」。
そんな時は、あえて先行者の後を追うことになりますが、ここでも釣果を伸ばすためのちょっとした工夫が必要になります。

石に座ってコーヒーを飲みながらのんびり待つ
焦って追いかけても魚は釣れません。コーヒーを飲みながら自然の音に耳を傾けましょう

先行者のすぐ後ろを追いかけても、魚は怯えて岩の下に隠れたままです。
ここはグッとこらえて、川原の乾いた石の上に座り、リュックからアウトドア用のコーヒーギアを取り出してお湯を沸かしましょう。大自然の中で飲む淹れたてのコーヒーは最高です!
30分から1時間ほど時間を空けることで、警戒していた魚が少しずつ落ち着き、再びエサを求めて定位置に戻ってくる可能性が高まります。

釣りを開始したら、先行者が撃ち漏らしたであろう場所(竿抜けポイント)を徹底的に狙っていきます。

誰も撃たなそうな「竿抜けポイント」を狙う
木が覆い被さっていて投げにくい場所や、くるぶし程度の浅瀬にこそ魚が残っています

先行者が流しやすそうな真ん中の太い流れよりも、障害物の裏やちょっとした浅瀬を丁寧に探ります。
また、ルアーへのアプローチも変えるのが効果的です。先行者が派手なミノーを使っていたと仮定して、最初からナチュラルカラーのミノーやシルエットの小さなものを選んだり、ミノーの激しい動きを嫌がる魚に対してスプーンのフォールで誘ったりする工夫が、残された魚を引き出すカギになります。

釣れなくても、自然の中にいるだけで休日は大成功

いろいろとテクニックをお話ししましたが、先行者の影響でどうしても魚からの反応が得られない日もあるかもしれません。

でも、落ち込む必要は全くありません。

釣果に関わらず川辺でリラックスする風景
川の音を聞き、緑の匂いを吸い込む。これだけで私たちの心は十分にリセットされています

鳥のさえずりを聞き、森の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込み、透き通った水の中にルアーを投げる。
その美しい自然のサイクルの中に身を置けただけで、日頃のストレスはすっかり洗い流されているはずです。

「今日は魚たちが隠れんぼに勝った日だな」と笑ってロッドを畳み、帰りに美味しいご当地グルメを食べて温泉にゆっくり浸かれば、あなたの休日は間違いなく大成功です!釣果だけに囚われず、この素晴らしい空間を思い切り楽しんでくださいね。

【筆者のあとがき】
私も遠征先で先行者の車を見つけると、いまだに「うわぁぁぁ!」と心の中で叫びます(笑)。でも、焦って無理に川に入っても良いことは一つもありませんでした。最近は「お、これはコーヒーをゆっくり飲んでいいサインだな」とポジティブに捉えるようにしています。川辺でぼーっとお湯が沸くのを待っている時間って、実はルアーを投げている時と同じくらい幸せな時間なんですよね。プランBの支流探しも、秘密基地を見つけるみたいで最高にワクワクしますよ!
次に読むべき記事:先行者の後を攻める引き出し

先行者がいる状況を逆手に取って、ルアーの引き出しを増やし、見切られやすい魚を釣るためのテクニックをおさらいしましょう!

この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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