ユウ
遊山メンバー
渓流釣りにおいて、「ルアーを狙った場所に落とせるかどうか」は、魚と出会える確率に大きく関わってきます。
ですが、最初からプロのようにピンポイントで投げるのはとても難しいものです。特に渓流は周囲が障害物だらけなので、海釣りのように大きく竿を振りかぶって投げる(オーバーヘッドキャスト)と、あっという間にルアーが枝の飾りに変わってしまいます。
今回は、これから渓流ルアー釣りを始める方に向けて、狭い場所でも投げやすいキャストのコツや、引っ掛けてしまった時の対処法をやさしくお伝えします。少しずつ練習して、思い通りの場所にルアーが飛んでいく心地よさを味わってみてくださいね。
狭い渓流では「ピッチング」がおすすめ
💡 POINT:下からフワッと投げる「ピッチング」で木を回避する
頭の上に木の枝が覆いかさばっている渓流では、下から振り子のようにルアーを投げる「ピッチング(アンダーハンドキャスト)」という投げ方がとても役立ちます。これなら、竿を高く振り上げないので、背後や頭上の障害物を気にせずに投げやすいんです。
ピッチングの基本は、以下のステップを意識してみてください。
- 竿の先端からルアーまでの糸(タラシ)を少し長めに取ります(約30〜40cm)。
- ルアーを自分の手前に引き寄せ、竿のしなりを作ります。
- 振り子の反動を利用して、下からスッと前方へ押し出すように投げます。
最初は少し近くにしか飛ばないかもしれませんが、渓流釣りでは数メートル先のポイントを狙うことも多いので、まずはこの「下から投げる」感覚に慣れるのがおすすめです。
狙った場所に落とすコツは「目線」と「手首」
ルアーが左右にブレてしまう時は、ほんの少し「投げる時の意識」を変えるだけで改善することがあります。
一つ目は、「落としたいポイントから目を離さないこと」です。ルアーの軌道を目で追ってしまうと、無意識に手元がブレやすくなります。狙った石の横や、波立っている場所をジッと見つめながら投げると、自然とその方向に飛んでいきやすくなりますよ。
二つ目は、「腕全体ではなく、手首のスナップを効かせること」です。渓流の短い竿は、手首を軽く返すだけで十分にルアーを飛ばせます。ダーツを投げるようなイメージで、手首を柔らかく使ってみてください。
キャストの練習をするなら、こちらの記事で道具やルアーのおさらいをしておくと安心です!
もし木に引っ掛けてしまったら?
💡 POINT:無理に引っ張らず、まずは糸を緩めてみる
どんなに上手な人でも、渓流ではルアーを引っ掛けます。大切なのは、その後の対処です。力任せに引っ張ると、針が深く刺さったり、糸が切れてしまったり、最悪の場合はルアーが顔に向かって飛んでくるリスクもあります。
枝や葉っぱに引っかかった時は、まず 糸を少し緩めて、竿先を軽くチョンチョンと揺らしてみて ください。ルアーの重みで、ぽろっと外れることがよくあります。
それでも外れない時は、手で糸を直接掴み、ゆっくりと一定の力で引いてみましょう。どうしてもダメな時は、川の環境への影響を最小限にするため、なるべくルアーに近い部分で糸を切るようにします。これも経験の一つなので、あまり落ち込まずに次の一投を楽しみましょう。
最初は安全な広い場所で練習を
いきなり木に囲まれた源流に入ると、投げることに精一杯で釣りを楽しめなくなってしまうかもしれません。
まずは川幅が広くて、背後や頭上に障害物が少ない開けたポイント(本流や里川など)で、キャストの練習から始めてみるのがおすすめです。
ルアーの重さや、竿のしなりを感じながら、リラックスして投げる感覚を掴んでみてくださいね。
まとめ:焦らず自分のペースで上達を楽しもう
渓流のキャストは、スポーツと同じで繰り返し練習することで体が覚えていきます。
最初は上手く投げられなくても大丈夫です。美しい景色の中で、水の音を聞きながらルアーを投げるだけでも十分に癒やされるはず。少しずつ狙った場所にルアーが落ちるようになれば、そこから飛び出してくる魚との出会いがもっと感動的なものになりますよ。
ぜひ、焦らず自分のペースで、キャスティングの奥深さを楽しんでくださいね!
ユウ
