【渓流釣り】スピニングリールにPEラインを巻く方法|初心者がライントラブルを減らす糸巻き手順

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遊山メンバー 遊山メンバー
最近PEラインに変えてみたんだけど、キャストするたびに糸がドバッと出て絡んだり、空中でルアーだけ飛んでいったり(高切れ)するんだよね。リールが壊れてるのかな?それとも糸が合ってないのかな?
ユウ ユウ
そのライントラブル、もしかしたらリールや糸のせいではなくて、「糸の巻き方」が原因かもしれないよ!僕も最初は「適当に巻けばいいや」と思っていたんだけど、PEラインは巻き方を少し間違えるだけでトラブルが激増してしまう傾向があるんだ。今日は、初心者が快適に釣りを楽しむための、正しい糸巻き手順を解説するね!

渓流ルアーフィッシングにおいて、感度が良く飛距離が出るPEラインは、アングラーにとって強力な武器になります。

しかし、ナイロンやフロロカーボンからPEラインに巻き替えた初心者の多くが、「糸が絡まる」「結び目ができる」「ルアーだけ飛んでいく(高切れ)」といったトラブルに悩まされます。実はそのトラブルの多くは、「スピニングリールへPEラインを巻く際の手順」に原因が隠れていることが多いのです。

「最初は適当に巻いていた」
これは僕も含め、誰もが通る初心者あるあるです。しかし、PEラインは非常にしなやかで滑りやすいため、正しく巻かれていないとキャスト時に一気に放出されてしまい、修復不可能な絡み方をしてしまいます。

この記事では、PEラインを巻く前の準備から、テンションを掛けて巻く重要性、適正な巻き量までを順番に解説します。正しい巻き方を身につけるだけで、現場でのライントラブルは驚くほど減らすことができますよ!

釣行前夜の静かな部屋でラインを準備する様子
明日の渓流を思い描きながら、静かな部屋で新しいPEラインを準備する。この時間からすでに釣りは始まっています

1. PEラインを巻く前の準備と「下巻き」

まずは、新しいPEラインをスピニングリールに巻く前の準備についてです。

渓流用リールとの相性とPE号数

渓流釣りでは、一般的に1000番〜2000番の「小型スピニングリール」を使用します。PEラインの太さ選びの記事でも解説した通り、初心者には少し太めの「0.6号」が扱いやすくおすすめです。

「下巻き」が必要な理由とは?

リールのスプール(糸を巻く部分)には、「シャロースプール(浅溝)」と「ノーマルスプール(深溝)」があります。
もし深溝のスプールに細いPEラインを直接巻いてしまうと、糸巻き量が足りずにスプールのエッジ(縁)が大きく余ってしまいます。この状態では、キャスト時にラインがエッジに強く擦れてしまい、飛距離がガタ落ちしてしまいます。

これを防ぐために、あらかじめ不要なナイロン糸などをスプールの底に巻いて底上げをする「下巻き」という工程が必要になる場合があります(※最初から浅溝のスプールを使えば、この下巻き作業を省略できるので初心者にはおすすめです)。

PEラインをスプールに結ぶ手元のリアルなアップ
まずはスプールにラインを固定します。滑りやすいPEラインは、テープを併用して止めるのも効果的です

【初心者向け補足】最初は釣具店へお願いするのもおすすめ!

「下巻きの計算が難しい」「自分で綺麗に巻けるか不安」という方は、無理をせずに釣具店のスタッフさんにお願いするのも賢い選択です。
上州屋やキャスティングなどの大型釣具店では、新しいラインを購入した際に、リールを持ち込めば専用の機械で綺麗にラインを巻いてくれるサービス(糸巻きサービス)を実施していることが多いです。
※ただし、店舗や地域によって「無料かどうか」「持ち込みリールの対応可否」「料金」などは異なる場合があります。事前に店舗へ確認することをおすすめします。
最初は快適に釣りを楽しむことを最優先にし、プロの綺麗な糸巻きを見て勉強させてもらうのも上達の近道です。

釣具店のカウンターでラインを巻いてもらうイメージ
最初はプロにお願いして、トラブルのない快適な状態で釣り場へ向かうのも素晴らしい選択です

2. 自分で巻く際の最重要ポイント:「テンション」

自宅で自分でラインを巻く場合、絶対に意識してほしいのが「ラインにテンション(張る力)を掛けながら巻く」ことです。これが、ライントラブルを防ぐ最大の鍵になります。

フワフワに巻くのは絶対にNG

PEラインはとても柔らかい糸です。もしテンションを掛けずにフワフワの状態でスプールに巻き取ってしまうと、キャストした瞬間に「まとまった糸の束」がドバッと一気に放出されてしまいます。
これがガイドに絡まり、空中でルアーだけが飛んでいってしまう「高切れ」や、糸がぐちゃぐちゃになる「バックラッシュ」といった悲劇を引き起こします。(僕も何度この現象で高価なミノーを失ったか数え切れません……)

テンション不足でスプールにフワフワに巻かれたダメな状態
指で押して柔らかく凹むような「フワフワの巻き方」は、ライントラブルの最大の原因になります

濡れタオルや指で押さえて、硬く巻き取る

これを防ぐためには、糸を巻く際にラインを濡れタオルで挟むか、専用の糸巻き機を使い、常に「ピンッ」と張った状態(テンションが掛かった状態)でリールのハンドルを回す必要があります。
しっかりテンションを掛けて巻かれたスプールは、指で押してもカチカチに硬くなっています。この状態であれば、キャスト時のライントラブルは大幅に減らすことができます。

ラインを指と濡れタオルで押さえてテンションを掛けて巻く手元
濡れタオルなどでラインを挟み、適度な抵抗(テンション)を感じながら一定のペースで巻き取ります
PEラインをしっかり巻いているリールと手元
一定のスピードで、リールのスプールに均一にラインが収まっていくのを確認しながら巻きましょう

3. 「巻きすぎ」と「巻かなすぎ」を防ぐ適正量

テンションの次に重要なのが、「スプールにどれくらいの量の糸を巻くか」という問題です。ここで欲張ってしまうと、現場で痛い目を見ます。

スプールエッジから「1〜2mm下」が適正

PEラインの適正な糸巻き量は、スプールのエッジ(縁の斜めになっている部分)から「1〜2mmほど低い位置」までです。

適正なライン量(スプールエッジから1〜2mm下)のアップ
これが理想的な糸巻き量です。エッジの少し下で留めるのが、トラブルを防ぐ黄金ルールです

巻きすぎ問題(糸ヨレと大量放出の原因)

「せっかく買った糸だから、もったいないし全部巻いてしまおう」と、スプールから溢れそうなほどパンパンに巻いてしまうと、スプールエッジによる「糸の放出を抑えるブレーキ」が効かなくなります。
その結果、キャスト時に糸がドバッと出すぎてしまい、糸ヨレや致命的な絡み(通称:ピョン吉)が発生する原因になります。

巻きすぎてスプールから溢れそうな状態の比較イメージ
パンパンに巻かれた状態は非常に危険です。もったいなくても、適正量でカットする勇気を持ちましょう

巻かなすぎ問題

逆に糸巻き量が少なすぎると、キャスト時にラインがスプールエッジに強く擦れてしまい、抵抗が大きくなってルアーが全く飛ばなくなってしまいます。深溝スプールで下巻きを怠った場合に起こりやすいミスです。

キャスト時にラインがスムーズに放出されるイメージ
適正なテンションと巻き量であれば、ラインはエッジを滑るように美しく放出され、飛距離も伸びます

まとめ:釣行前夜の準備から、渓流釣りは始まっている

スピニングリールへのPEラインの巻き方と、初心者が陥りやすいミスについて解説しました。

糸を巻く作業は地味に見えるかもしれませんが、この準備を怠ると、せっかくの美しい渓流で「ルアーを投げる時間」よりも「絡まった糸をほどく時間」の方が長くなってしまいます(※根がかり以上のタイムロスになります)。

朝の渓流でタックルを確認する様子
朝マズメの渓流に立ち、準備万端のタックルを確認する瞬間。最高の釣行の始まりです

釣行前夜、静かな部屋でリールを回しながら、「明日はどんな魚に出会えるだろうか」と思いを巡らせる時間も、渓流釣りの豊かな時間の一部です。
「テンションを掛けて、巻きすぎない」という基本ルールを守り、もし不安なら釣具店に頼りながら、トラブルのない快適な状態へタックルを仕上げて釣り場へ向かいましょう!

ユウ ユウ
僕も最初は「巻いてあれば飛ぶだろう」と高をくくって、現場で何度もラインを失いました。でも、しっかりテンションを掛けて適正量に巻くようになってからは、魔法のようにライントラブルが消えたんです!FGノットの練習と同じように、事前準備の丁寧さが、当日の釣果と楽しさを何倍にも引き上げてくれますよ!
次に読むべき記事:PEラインシステムを完璧にする3つのステップ

リールにラインを正しく巻けたら、次はラインの基礎知識からノットの結束まで、システム全体を完璧に仕上げていきましょう!


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