遊山メンバー
フジ
前回の記事では、渓流ルアー釣りを始めるために必要な道具について紹介しました。しかし、装備を揃えたあとに多くの初心者が感じるのが「川に着いたら何をすればいいの?」という疑問です。
渓流釣りは、川に着いた瞬間から始まっています。慌ててルアーを投げるよりも、まずは周囲を観察し、安全を確認し、魚の居場所を想像することが大切です。
今回は、初めての渓流釣行でも迷わないように、川に着いてから最初の30分の流れを順番に解説していきます。
川に着いたらまず確認したいこと
目的地に到着すると、早く釣りを始めたくなります。しかし、最初に確認しておきたいことがあります。
駐車場所と周辺状況を確認する
駐車場所は漁協や地域住民の迷惑にならない場所を選びましょう。
狭い林道や作業道の入口を塞いでしまうと、トラブルの原因になります。
また、車上荒らし防止の観点からも、人通りが全くない場所より、適度に利用者がいる場所の方が安心です。
天候と水量を確認する
川の様子は前日の雨によって大きく変わります。
- 水が濁っていないか
- 流れが強すぎないか
- 増水していないか
少しでも危険を感じたら無理は禁物です。
熊や危険生物の痕跡がないか確認する
山奥の渓流では熊との遭遇リスクもあります。
足跡や糞、木の引っかき傷などがないか確認してから入渓しましょう。
入渓前に装備を整える
安全確認が終わったら装備を整えます。
偏光サングラスは先に装着する
偏光サングラスは魚を探すためだけの道具ではありません。
水中の岩や流れを見やすくし、安全な歩行にも役立ちます。
ランディングネットとフォーセップを確認する
魚が釣れてから準備するのでは遅いです。
ネットは取り出しやすい位置に、フォーセップはすぐ使える位置に装着しておきましょう。
忘れ物チェックをする
- 遊漁券
- ネット
- フォーセップ
- 飲み物
- スマホ
- 熊鈴
入渓してから気付くと取りに戻ることになります。
まずは安全に川へ立つための基本を確認しておきましょう。
最初のポイントでいきなり川へ近づかない
初心者が最もやりがちな失敗です。
川を見ると、つい水辺まで歩いてしまいます。
しかし魚は意外と岸際にいることがあります。
人影が見えた瞬間に魚が散ってしまうことも珍しくありません。
まずは少し離れた位置から観察することをおすすめします。
まずは5分間観察する
僕は最初のポイントでいきなり投げることはほとんどありません。
まず流れを観察します。
白泡の脇
魚は流れてくるエサを待ちながら、強い流れを避けられる場所を好みます。
白泡の横は代表的なポイントです。
岩の横
大きな岩の周辺には流れの変化が生まれます。
魚にとって休憩所になるため狙い目です。
流れ込み
酸素が豊富でエサも流れてくるため、魚が付きやすいポイントです。
深み
水深のある場所は大型魚が潜んでいることがあります。
最初の1投はどこへ投げる?
初心者は川の真ん中へ投げがちです。
しかし魚は変化のある場所に付きます。
- 岩の横
- 流れ込み
- 白泡の脇
- 流れの境目
こうした場所を優先的に狙いましょう。
3〜5投で反応がなければ移動する
一ヶ所で何十回も投げ続ける必要はありません。
反応がなければ次のポイントへ移動しましょう。
渓流釣りは「歩いて魚を探す釣り」です。
魚が追ってきたらどうする?
魚が見えた瞬間、多くの初心者は焦ります。
そしてリールを速く巻いてしまいます。
しかし魚が見切る原因になることもあります。
そんな時は少し止めてみることも有効です。
初めて魚が釣れたら
初めての1匹は特別です。
だからこそ落ち着いて対応しましょう。
ラバーネットを使う
魚へのダメージを減らし、取り込みも楽になります。
フォーセップで素早く針を外す
魚を長時間空気にさらさないことも大切です。
写真撮影は手短に
魚への負担を考えながら記録を残しましょう。
まとめ:川に着いたら「急がない」が一番大切
渓流釣りは川に着いた瞬間から始まっています。
慌ててルアーを投げるのではなく、まずは観察し、安全を確認し、魚の居場所を考える時間を楽しんでみてください。
その数分が、最初の1匹との出会いにつながることも珍しくありません。
フジ

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