【スマホで1分】雨の後の渓流、増水が怖くて行けない…初心者の勘に頼らない水位アプリの判断基準

TROUT FISHING
遊山メンバー 遊山メンバー
せっかくの休日なのに、昨日は一日中雨……。今日は天気が回復したから渓流釣りに行きたいんですけど、川が増水していないか怖くて迷っています。現地に行ってみて濁流だったらショックですし、何か行く前に安全かどうか判断する方法ってないですか?
ユウ ユウ
その葛藤、渓流アングラーなら誰もが通る道ですよね!僕も初心者の頃は「たぶん大丈夫だろう」と勘で向かって、現場で濁流を見て震え上がったことが何度もあります。でも実は今、スマホのアプリで簡単に川の水位をチェックできるって知っていましたか?今日は僕がいつも家を出る前にやっている、安全な水位の確認方法をお伝えしますね!

平日に一生懸命働いて、やっと迎えた週末の渓流釣り。
なのに、無情にも前日は大雨……。「今日は晴れたけど、川の水は引いているかな?」「行っても危険じゃないかな?」と、布団の中でスマホを握りしめながら悩んだ経験は誰にでもあるはずです。

渓流における「増水」は、命に関わる非常に危険な状態です。
初心者の頃の僕は、釣りがしたいあまりに勘だけで川へ向かい、とんでもない恐怖を味わったことがあります。しかし現在では、家を出る前にたった1分スマホを確認するだけで、安全かどうかを客観的に判断できるようになりました。

この記事では、僕の痛い失敗談を交えながら、国土交通省のデータを使った超便利な川釣りアプリ「FISHPASS(フィッシュパス)」で水位の確認の仕方と、初心者が絶対に守るべき安全な水位の判断基準をお話しします。

雨上がりの川を不安そうに見つめるアングラー
雨の後の渓流は釣れるチャンスでもありますが、増水という危険と常に隣り合わせです

1. 勘で川に入って震え上がった僕の失敗談

僕がまだ渓流釣りを始めたばかりの頃。
前日の夜まで強い雨が降っていたのですが、当日の朝はすっきりと晴れ渡っていました。「空も晴れているし、山もきっと大丈夫だろう!」と、なんの根拠もなく車を走らせて山奥へ向かったんです。

しかし、車から降りて川に近づいた瞬間、背筋が凍りました。
普段は膝下くらいしかない穏やかな川が、轟音を立てて流れる茶色い濁流に変わっていたんです。もし「せっかく来たんだから」と無理をして一歩でも水に入っていたら、一瞬で流されていたと思います。

山の天気と川の水量は、必ずしも連動しません。雨がやんでも、山の地中に染み込んだ水が数時間遅れて一気に川へ流れ込んでくるからです。
この恐怖を味わって以来、僕は絶対に「自分の勘」に頼るのをやめ、出発前に必ず客観的なデータを確認するようになりました。

濁流の川を見て足がすくむアングラー
山の川は、普段の穏やかな姿からは想像もつかないほど暴力的な流れに変わることがあります

2. 増水をスマホでチェック!「FISHPASS(フィッシュパス)」が便利すぎる

川の水位を確認する際、大元となるデータは国土交通省が提供している「川の防災情報」というサイトになります。
もちろんここから直接見ることもできるのですが、正直ちょっと画面が難しくて、知りたい川のポイントを探すのに時間がかかってしまうんですよね。

そこで僕が普段から愛用しているのが、「FISHPASS(フィッシュパス)」というスマホアプリです。

フィッシュパスは、スマホから川釣りの「遊漁券(入漁許可証)」を24時間いつでもオンラインで購入・提示できるという画期的なサービスなんですが、実はこのアプリ内で国土交通省のデータを元にした水位グラフがとても分かりやすく見られるんです。

渓流釣りに行くなら遊漁券の購入は必須ですし、水位チェックも同時にできるので、まだの方は絶対にスマホに入れておくべき必須アプリですよ!

▶︎ FISHPASSアプリのダウンロードはこちら(公式サイト)

川辺でスマホのアプリを確認するアングラー
釣りに行く前夜や当日の朝、スマホでパッと水位を確認するクセをつけましょう

3. 【ステップ解説】FISHPASSアプリを使った水位の確認方法

それでは、実際にFISHPASSのアプリを使って水位を確認する手順を見ていきましょう。操作に慣れれば1分もかかりません!

Step 1:メニューを開く

まずはアプリを開き、画面右上にある三本線の「ハンバーガーメニュー」をタップします。

FISHPASSアプリのTOP画面

Step 2:「水位」を選択

メニューが開かれるので、その中から「水位」という項目をタップしてください。

メニューから水位を選択する画面

Step 3:行きたい川(観測所)を選ぶ

地図やリストから、ご自身が行く予定の川、またはその近くの観測所を選択します。

観測所を選択する画面

Step 4:グラフで水位の変動を確認!

選択すると、このようにパッと見てわかりやすいグラフが表示され、直近の水位の変動を確認することができます。

水位のグラフ画面
グラフ内の緑線(横の破線)は、直近1ヶ月の異常数値を除いた「平均水位」を示しています

このグラフを見て、「雨が降った直後で水位が急激に跳ね上がっている」のか、それとも「ピークを過ぎて徐々に水が引き始めている」のかを判断します。天気予報と一緒に前日などに確認しておくのがおすすめですよ。

4. 安全な水位の目安は?平水から「+15〜30cm」が限界ライン

グラフの見方が分かったところで、「じゃあ、どれくらいまでなら川に入ってもいいの?」という疑問が湧きますよね。

川の規模にもよりますが、一般的な山岳渓流における安全の目安として、平水(普段の平均水位)から「+15cm ~ +30cm 程度」を一つの限界ラインと考えてください。

「たった15cm上がったくらいで?」と思うかもしれませんが、川全体の水が15cm〜30cmかさ増しされると、水の押し寄せる力(水圧)は普段の何倍にも跳ね上がります。
これ以上の水位になっているグラフを見た場合は、「今日は安全な日ではない」と判断して、無理に入渓するのは絶対にやめましょう。

5. 数値はあくまで目安!最終判断は現場の「直感」を信じよう

アプリで事前に確認して「よし、+10cmだから大丈夫だ!」と現地に向かったとしても、そこで終わりではありません。

数値はあくまで観測地点での目安です。観測所とあなたが実際に入るポイントでは、地形によって流れの強さが全く異なることがあります。
川に着いたら、雨上がりの湿った土の匂いを感じながら、必ず自分の目で以下のサインを確認してください。

  • 水がカフェオレのように茶色く濁っていないか
  • 普段は水がない土手や草むらまで水がきていないか
  • 流木や木の葉が大量に流れてきていないか

もし少しでも「なんか普段と違って怖いな」「嫌な感じがするな」という直感が働いたら、勇気を持って引き返してください。魚は逃げませんが、命は一つしかありませんからね。

現場の川の様子を慎重に観察するアングラー
データはとても優秀ですが、最後の命綱になるのは現場でのあなた自身の感覚です

まとめ:正しいデータを使って、大人の外遊びを安全に楽しもう

雨の後の渓流における、水位の判断方法とFISHPASSアプリの使い方についてお話ししました。

渓流釣りは、自然の奥深くに入る素晴らしい「大人の外遊び」です。
だからこそ、勘や希望的観測で動くのではなく、スマホを使って正しいデータを取得し、冷静に安全を判断する大人の余裕が求められます。

ぜひ、釣りに行く前には天気予報と一緒にFISHPASSのグラフをチェックする習慣をつけて、心からリラックスできる安全な休日を楽しんでくださいね!

安全な水量で美しい渓流釣りを楽しむアングラー
安全な水量の時に入渓すれば、素晴らしい景色と美しい魚たちが待っています
【ユウの編集後記】
あの濁流を見て足がすくんだ日のこと、今でも鮮明に覚えています。せっかく早起きして山まで来たからどうしても釣りをしたくて、数十分川辺で未練たらしく立っていたんですよね(笑)。でも、あの時諦めて帰ったからこそ、今こうして楽しい釣りが続けられているんだと思います。安全第一で、長くアウトドアを楽しんでいきましょう!
次に読むべき記事:渓流の危険とルールを学ぶ 3ステップ

安全に楽しむために、雨の後のサインや、遊漁券の買い方などもしっかり確認しておきましょう!

この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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