遊山メンバー
ユウ
朝早く起きて、車を走らせて向かった憧れの渓流。
「今日は絶対に大物を釣るぞ!」と意気込んで川に立ったものの、ルアーを投げても投げても全く魚の反応がない……。
釣り人にとって、1匹も魚が釣れない「ボウズ(オデコ)」の日は必ずやってきます。
特に初心者のうちは、「せっかく来たのに」「周りは釣っているのに」と焦ってしまい、せっかくの美しい大自然の中でイライラして過ごしてしまうことも多いはずです。
でも、それってすごくもったいないと思いませんか?
この記事では、平日は都心のコンクリートジャングルで満員電車に揺られている僕が実践している、「釣れない日を最高の休日に変えるマインドセット」について、たっぷりとお話ししていきます!
釣れなくても大成功!「自然の中にいること」が最大の報酬
僕たち都市部で働くアングラーにとって、日常はコンクリートとアスファルト、そしてパソコンのモニターに囲まれています。
そんな環境から抜け出し、携帯の電波も届かないような山奥の渓流に立つ。
耳を澄ませば、絶え間なく流れる心地よい水の音。深呼吸をすれば、むせ返るような木々の緑の匂いと、ひんやりと冷たい清流の空気。
正直に言って、この圧倒的な大自然の中に身を置けた時点で、その日の休日は「大成功」なんです。
もちろん、綺麗なヤマメやイワナが釣れたらその満足度は何倍にも跳ね上がりますが、魚はあくまで「自然がくれるボーナス」です。
「絶対に釣らなきゃいけない」というプレッシャーを捨てて、「今日は大自然に癒やされに来たんだ」と割り切ることで、肩の力がスッと抜けて、周りの美しい景色が目に入ってくるようになりますよ。
「なぜ釣れなかったか」を考える時間が、次の1匹を連れてくる
釣れない時間帯が続いた時、「あーあ、今日はダメだ」とただ漫然とルアーを投げ続けるのはやめて、一度川岸の石に腰を下ろして水面を観察してみましょう。
釣れない日には、必ず「釣れない理由」が自然の中に隠されています。
- 水量が少なくて、水が透明すぎるから魚が警戒しているのかな?
- 水温が冷たすぎるから、魚が淵(深い場所)の底でジッとしているのかな?
- 飛んでいる虫が小さいから、ルアーのサイズが大きすぎるのかも?
こうやって、「なぜ釣れないのか」を自分なりに仮説を立てて考えるプロセスこそが、釣り人としての大きな成長に繋がります。
自然のちょっとした変化に気づけるようになると、次回の釣行で「あっ、今日は前回釣れなかった時と似た状況だから、最初からルアーを小さくしよう」といった対策が打てるようになります。
初心者こそ大チャンス!大自然の「貸切キャスティング練習」
魚の反応がないと分かったら、いっそのこと「今日はキャスティングの練習日だ!」と頭を切り替えるのも、非常にポジティブで賢い方法です。
渓流釣りは、狙ったポイントへ正確にルアーを落とす「キャストの精度」が釣果の8割を握っています。
でも、魚がたくさんいる状況だと「早く釣りたい!」と焦ってしまい、フォームが崩れたり、木にルアーを引っ掛けたりしがちですよね。
釣れない日は、焦る必要がありません。
「あの沈み岩のギリギリを通してみよう」「ロッドのしなり(テーパー)をしっかり感じながら投げてみよう」と、一つ一つの動作を丁寧に確認しながら練習することができます。
大自然の美しい川を「自分専用の豪華なキャスティング道場」として使えるなんて、考え方によってはものすごく贅沢な時間の使い方だと思いませんか?
渓流釣りの裏メインイベント!「山のグルメ」と「極上の温泉」
釣りが終わった後の帰り道。
実はここからが、渓流釣りのもう一つの「メインイベント」の始まりです!
山奥の渓流の近くには、たいてい素晴らしい「ご当地グルメ」と「温泉」が待っています。
冷たい川の水に立ち込み、岩場を歩き回ってクタクタになった身体を、硫黄の香りがする源泉掛け流しの温泉にドップリと沈める……。もう、これ以上の極楽はありません。
お風呂上がりには、地元の綺麗なお水で作られた手打ち蕎麦や、山菜の天ぷらをお腹いっぱい食べる。
もし魚が1匹も釣れなかったとしても、この温泉と美味しいご飯があれば、「あぁ、今日も最高の1日だったな」と心から満たされて帰路につくことができるはずです。
まとめ:帰り道の車中も楽しい!「次こそは」と燃える帰り道
渓流釣りにおいて、ボウズ(釣れない日)を無駄にしないための考え方についてお話ししました。
温泉に入ってサッパリし、夕日を浴びながら東京へ向かって車を走らせる帰り道。
「今日は何であそこのポイントで出なかったんだろう?」「次はハイギアのリールを活かしてアクションを変えてみよう」「あの倒木の奥、絶対デカいのがいる雰囲気だったな……」
釣れなかった日ほど、帰り道の車中での反省会(妄想)が止まらなくなります(笑)。
でも、この「悔しさ」と「次への期待」こそが、僕たちが渓流釣りにこれほどまでに夢中になってしまう最大の理由なんです。
今日という「釣れなかった1日」は、決して無駄ではありません。
それは間違いなく、あなたが次に手にする「忘れられない最高の1匹」へと繋がる大切なステップです。だからこそ、焦らず、腐らず、渓流で過ごす1日を心の底から楽しんでいきましょう!
初心者の頃、ものすごく期待して行った遠征で完全なボウズを食らい、夕方にトボトボと川から上がったことがありました。「最悪だ…」と落ち込んでいたんですが、帰りに適当に立ち寄った定食屋で食べた「カツ丼」が、ものすごく美味しかったんです(笑)。川を歩き回ってペコペコになったお腹と、冷えた身体に染み渡る出汁の味。あの時、「あ、釣りって釣れなくても、こんなに幸せな気持ちになれるんだ」と気づきました。それ以来、ボウズの日でも「今日はどこの温泉に入ろうか?」とワクワクしながら川を歩いています!
大自然を心から楽しむためには、疲れにくい歩き方や道具の知識が欠かせません!

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