【渓流釣り】根がかりの防ぎ方と安全な外し方!ルアー回収術と諦める勇気

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遊山メンバー 遊山メンバー
この前せっかく良いポイントへ投げたのに、一発でミノーが岩に引っかかったんだよね……。お気に入りだったから、つい「何としてでも取りたい!」ってなる(笑)。最近はロストが怖くて、障害物のない場所ばかり投げちゃってるよ。
ユウ ユウ
分かる(笑)。ミノー1個なくすと結構へこむんだよね。でも根がかりで一番覚えておきたいのは、回収テクニックより「取りに行かない方がいい場面」。まず岸からできることを試して、それで無理なら切る。ルアーより自分の安全を優先しよう。

渓流ルアーを始めると、かなり早い段階で出会うのが根がかりです。

大きな岩の脇。

沈んだ枝。

深い落ち込み。

「ここ絶対いそう!」と思って投げた場所ほど、ガツッと引っかかる。

そしてロッドを軽く動かしても外れない。

この瞬間、本当に嫌なんですよね(笑)。

ルアーは決して安くありませんし、お気に入りならなおさら回収したくなります。

ただ、根がかりで一番大事なのは、ルアーを回収することではありません。

ルアーを取りに行くために、自分が危険な場所へ入らないこと。

これを最初に決めておくことです。

この記事では、根がかったときに岸や現在の安全な立ち位置から試せる外し方、根がかりを減らす考え方、そして「ここから先は諦める」という判断基準を順番に紹介します。

渓流で根がかりしたルアーに対処するアングラー
根がかった瞬間に取りに行かず、まず今いる安全な場所からできることを試します

最初にこれだけ|ルアー回収のために危険な場所へ入らない

お気に入りのルアーが目の前に見えていると、

「あと2歩だけ入れば届きそう」

と思うことがあります。

ここが一番危ないところです。

川は浅く見えても、足元が急に深くなっていたり、濡れた岩やコケで滑ったり、見た目以上に流れが強かったりします。

なので僕は、根がかりしたときの順番をこう考えます。

根がかったらこの順番

  1. まず巻くのを止める
  2. ラインを少し緩めて様子を見る
  3. 安全な岸から引く角度を変える
  4. 安全にできる範囲でラインを弾く方法を試す
  5. 外れなければラインを切る

この途中で、

「川へ入らないとできない」

「岩へ乗らないと届かない」

「身体を乗り出さないと無理」

となったら、そこで回収をやめます。

根がかりを外すためだけに、自分の立ち位置を危険な方へ変えない。

これを基準にすると判断しやすいです。

Step 1:引っかかった瞬間に強く引っ張らない

ルアーから突然、

「ガツッ!」

という反応が返ってきた。

魚じゃない。

根がかりだ。

そんなとき、反射的にロッドを何度も煽りたくなります。

でも最初は一度止めます。

強く引き続けると、フックが障害物へさらに掛かったり、ロッドやラインへ大きな負荷をかけたりすることがあります。

まずラインのテンションを少し抜いてみます。

岩の隙間へ軽くスタックしている程度なら、ラインを緩めたことでルアーの向きが変わり、流れに押されて外れることもあります。

数秒待って変化がなければ、次へ進みます。

Step 2:安全な場所から「引く方向」を変える

次に試したいのが、角度を変える方法です。

同じ方向へ何度引いても外れない根がかりでも、別の方向から軽くテンションを掛けると外れることがあります。

根がかりしたルアーへ引く角度を変えるイメージ
岸を安全に移動できるなら、引く方向を変えるだけで外れることがあります

ただし、ここで大事なのは「角度を変えるために川を渡らない」ことです。

今いる岸を数歩移動するだけで角度を変えられる。

安全な足場から上流側・下流側へ回り込める。

その範囲だけで試します。

対岸へ渡ったり、滑りやすい岩へ乗ったりしてまで「逆側へ行く」必要はありません。

ルアーの真上へ立てれば外れそうでも、そこへ行くまでが危ないなら諦めます。

Step 3:ラインを弾いて外す方法もある

根がかりの外し方としてよく使われるのが、張ったラインを指で軽く弾き、ルアーへ振動を伝える方法です。

ラインを弾いて根がかりを外す方法の図解
軽い根がかりなら、ラインへ振動を与えることで外れる場合があります

いわゆる「ボウアンドアロー」と呼ばれる外し方です。

やり方のイメージは、

  1. ロッドで軽くラインへテンションを掛ける
  2. 張ったラインを横へ少し引く
  3. 指を離して振動を伝える

というもの。

何度も力いっぱい弾く必要はありません。

そして、強く張ったラインや外れたルアーが自分の方へ飛んでくる可能性も考えます。

顔をラインの延長線上へ置かず、周囲に人がいないことを確認してから試します。

外れた瞬間にフック付きのルアーが戻ってくることもあるので、偏光グラスなど目を守る装備も着けておきたいところです。

▶ 渓流釣りで使う偏光グラスの選び方

「近づけば取れそう」でも、根がかり回収のための入水はしない

元々僕も、ウェーダーを履いていると、

「ちょっと入れば取れるじゃん」

と思うことがありました。

でも、根がかりを外す目的で水の中へ進んでいくのはおすすめしません。

川では、

  • 浅く見えた先が急に深くなる
  • 濡れた石で足を滑らせる
  • 浮き石が動く
  • 流れに足を取られる
  • 戻るときの方が難しくなる

といったことがあります。

「膝下だから安全」

「あと1mだけだから大丈夫」

という固定した基準も作りません。

ルアー回収のために、今いる安全なルートから外れない。

これでいいと思います。

すでに安全な立ち位置にいて、そこからネットなどで無理なく届くなら回収できることもあります。

でも、新しく川へ踏み込んだり、身体を大きく乗り出したりする必要が出たら終了です。

渓流での歩き方や入水時の安全についてはこちらで詳しくまとめています。

▶ 渓流を安全に歩くための遡行とウェーディングの基本

外れないなら、ロッドで無理やり切ろうとしない

何をしても外れない。

ここまで来たら、ルアーは諦めます。

ただ、最後にロッドを思い切り曲げてラインを切ろうとするのも避けたいところです。

強い負荷をかければ、ラインより先にロッドを傷める可能性があります。

僕ならラインブレーカーなど、ラインを切るための道具を使います。

専用品はラインを巻き付けて直接引くことができるので、ロッドへ大きな負荷を掛けずに済みます。

そして、ここはかなり大事です。

ラインを手・指・腕へ直接巻き付けて引っ張らないでください。

細いPEラインなどは強く張ると手を切る危険があります。

タオルを巻いた手へラインを巻き付ける方法も避け、専用の道具を使います。

ラインが切れる瞬間は大きく跳ねることもあるので、周囲に人がいないことを確認し、顔や身体をラインの延長線から外して行います。

諦める基準は「水深」ではなく、回収のために危険が増えるか

「どのくらい深かったら諦める?」

ここは初心者ほど具体的な数字が欲しくなると思います。

でも、

「膝までならOK」

「太もも以上ならNG」

と水深だけで決めるのはおすすめしません。

同じ膝下でも、流れが強ければ危険です。

水深が浅くても、コケの付いた石や浮き石があれば転倒することがあります。

なので僕なら、こう考えます。

このどれかが必要なら、ルアーは諦める

  • 根がかり回収のために新しく川へ入る
  • 今より深い場所へ進む
  • 強い流れを横切る
  • 滑りそうな岩へ乗る
  • 対岸へ渡る
  • 崖や急斜面へ降りる
  • 身体を大きく乗り出さないと届かない
  • 戻るルートに少しでも不安がある

これなら、水深を測らなくても判断できます。

ルアーを取るために、釣りをしていたときより危険な行動が必要になったら終了。

かなりシンプルです。

根がかりしたルアーを無理に取りに行かず諦めるアングラー
「もう少しだけ」が危ないところ。ルアー回収のためにリスクを増やさないことが大切です

根がかりを減らすには「引っかかってから」より投げる前

回収方法を覚えるのも大事ですが、できれば根がかり自体を減らしたいですよね。

僕が意識したいのは、投げる前に水の中を少し見ることです。

大きな沈み岩。

倒木。

浅く盛り上がった場所。

白泡の下にある岩。

まず障害物の位置をざっくりイメージします。

▶ 渓流で魚が潜むポイントと流れの読み方

偏光グラスを使えば、水面の反射が減って水中の岩や枝を確認しやすくなる場面もあります。

そして投げるときは、

  • 障害物の奥へ無理に入れすぎない
  • ルアーを沈める時間を長くしすぎない
  • 底へ何度も当たるならレンジを上げる
  • 沈み岩の位置を覚えて次のキャストへ生かす
  • 狙った場所へ入れられない日は無理をしない

と少しずつ調整します。

一投ごとに、

「ここは思ったより浅かったな」

「あの岩の手前で浮かせよう」

と情報を増やしていく感じです。

キャストの精度についてはこちらも参考になります。

▶ 狙った場所へルアーを投げるためのキャストのコツ

根がかりを怖がりすぎなくてもいい

何個かルアーをなくすと、次から障害物のない場所だけ投げたくなるんですよね。

僕もその気持ちはよく分かります(笑)。

ただ、岩・倒木・流れの変化などは魚が身を寄せる場所にもなります。

だからといって、

「根がかり上等でギリギリへ投げろ!」

という話でもありません。

障害物がどこにあるか考えながら、少しずつ狙える範囲を広げる。

それで十分です。

根がかったら、安全な場所から外せるか試す。

外れなければ諦める。

この逃げ道が分かっていると、根がかりへの怖さも少し減ってきます。

切ったラインやルアーは、回収できる範囲で持ち帰る

ラインを切れば、どうしても水中にルアーやラインが残る場合があります。

できれば残したくありません。

ただ、それを回収するために危険な場所へ入るのは違います。

安全に回収できるラインは持ち帰る。

ルアーも後から水位が下がり、安全な場所から回収できる状況になれば取りに行く。

それができなければ、今回どこで根がかったのかを次のキャストへ生かします。

環境への配慮と、自分の安全を天秤にかけて無理をしない。

ここは割り切るしかありません。

お気に入りのルアーほど、諦めるのが難しい

根がかりで一番厄介なのって、テクニックじゃなくて気持ちかもしれません。

500円のルアーなら、

「まあいいか……」

となるのに、

その日一匹釣ったお気に入りのミノーだったりすると、急に諦めが悪くなります(笑)。

僕も昔、お気に入りのルアーをどうしても取りたくなって、深い方へ踏み込みそうになったことがあります。

そのとき、

「このルアー1個のためにここまで行く必要ある?」

と考えてやめました。

ルアーをなくした直後はめちゃくちゃ悔しい。

でも車へ戻る頃には、だいたい少し落ち着いています(笑)。

逆に、川で怪我をしたらそうはいきません。

根がかりで覚えておきたいことは3つ

  • まず引っ張らない:ラインを緩め、岸から角度を変えて試す
  • 回収のために入らない:危険な移動が必要になったら諦める
  • 切るときも安全に:手に巻かず、ラインブレーカーなどを使う

根がかりを完全になくすのは難しいです。

僕もこれからまだルアーをなくすと思います(笑)。

でも、

「引っかかったらどうしよう」

ではなく、

「引っかかったらここまで試して、ダメなら切る」

と決めておけば、ずっと気持ちはラクです。

そして何より、ルアー1個のために危険な川へ踏み込まないこと。

なくしたルアーは買い直せます。でも、その日の安全は買い直せません。

悔しいときこそ一度止まって、安全に次の一投へ進みましょう。

安全に根がかりしたルアーを回収したアングラー
回収できたらラッキー。できなくても、安全にその場を離れられれば十分です
ユウ ユウ
お気に入りのルアーほど「あとちょっとだけ……」って取りに行きたくなるんですよね(笑)。でも僕は、回収するために今より危ない場所へ行く必要が出たらそこで終了、と決めています。岸から外れたら嬉しい。外れなければ今日はそのルアーとお別れ。悔しいけど、安全に帰って次の釣行へ行ける方がずっと大事です。

この記事で確認した情報

根がかりの外し方、釣糸の安全な扱い、川へ入る際の危険については、以下の公的機関・メーカー情報も確認しながらまとめています。

※川の深さや流れは場所・水量によって大きく変わります。「膝下なら安全」など水深だけで判断せず、根がかり回収のために新たな入水・渡渉・危険な足場への移動が必要になる場合は回収を諦めてください。釣糸を切る際も手や身体へ直接巻き付けず、専用ツールなど安全に力を掛けられる方法を使用してください。

この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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