禁漁期間、渓流アングラーは何してる?オフシーズンにやっておきたい7つのこと

TROUT FISHING

渓流が禁漁期間に入ると、毎週のように川へ行っていた人ほど急にやることがなくなった感じがします。

「次に渓流へ行けるの、春か……」

シーズン中は早起きして川を歩いていたのに、週末になってもロッドを持って出かける予定がない。

禁漁に入ると、自分も毎年かなり凹みます(笑)。

遊山メンバー 遊山メンバー
禁漁入ったら春まで長すぎない?みんな冬って何してるの?
ユウ ユウ
めっちゃ分かる(笑)。自分も禁漁に入るとかなり凹むけど、道具を整えたり来季の川を調べたりすると意外とやることあるよ。

ただ、禁漁期間は「渓流釣りができないから、春まで何もすることがない時期」でもありません。

使った道具を整える。

ラインやルアーを確認する。

今シーズンの釣行を振り返る。

来季行きたい川を調べる。

場所によっては、管理釣り場や冬季に釣行できる指定区間でトラウトを楽しむ選択肢もあります。

オフシーズンは「何かを頑張る期間」ではなく、休む・整える・調べる・別の釣りを楽しむなど、自分に合った過ごし方を選べる時期です。

渓流釣りのオフシーズンにスピニングリールや釣具を点検する様子の水彩イラスト
禁漁期間は、シーズン中に後回しになっていた道具をゆっくり確認できる時期でもあります

渓流釣りの禁漁期間、みんな何してる?

禁漁期間は地域・河川によって違う

まず前提として、渓流魚の禁漁期間や解禁日は全国一律ではありません。

都道府県の漁業関係ルール、漁協の遊漁規則、対象魚、河川や区間などによって変わります。

そのため「○月から渓流は全部禁漁」「○月○日なら全国どこでも解禁」と覚えるのではなく、自分が行く川の最新ルールを確認するのが基本です。

特に冬季C&R区間などは、一般の渓流区間とは期間や対象魚、遊漁券、区間設定が異なる場合があります。

「C&Rだから冬も釣れる」とは限らない

冬季に釣行できるかは、都道府県のルールだけでなく、漁協・管理釣り場・指定区間ごとの営業期間、対象魚、遊漁券、利用条件まで確認してください。通常の禁漁区間で釣りをしてよいという意味ではありません。

秋の産卵期と禁漁の考え方については、【渓流釣り】秋は「食欲」より「怒り」?産卵期の魚の動きと、絶対に守るべき禁漁期間のルールで詳しくまとめています。

オフシーズンは来季の準備期間にもなる

禁漁した瞬間から、春までずっと釣りの準備をしなければいけないわけではありません。

ただ、シーズン中は釣行を優先して後回しになっていたことを、ゆっくり確認できる時期ではあります。

リールの回転が少し気になっていた。

PEラインが色落ちしていた。

ケースの中に同じようなミノーが増えていた。

「来年行ってみよう」と思ったまま調べていない川がある。

そういうものを一つずつ片付けておくと、春になってから慌てにくくなります。

禁漁中にやっておきたい7つのこと

① リールをメンテナンスする

シーズン中ずっと使ったスピニングリールは、一度状態を確認しておきたい道具です。

例えば、

  • 本体に汚れが残っていないか
  • ラインローラー周辺に異常はないか
  • ハンドルを回した時に違和感がないか
  • 異音が出ていないか
  • ハンドルや可動部にガタつきがないか

などを見ます。

シーズン中は「まだ使えるし次の釣行でいいか」と後回しにしやすいので、禁漁後は落ち着いて確認しやすいタイミングです。

ただし、初心者がメーカーの想定以上に内部まで分解して整備する必要はありません。

日常的な手入れと、違和感があった時にメーカー点検・専門店への相談を検討する部分は分けて考えます。

具体的な手入れは、【渓流釣り】スピニングリールのメンテナンス方法と注意点で詳しくまとめています。

② ラインを確認・交換する

オフシーズンは、リールに巻いてあるラインをじっくり確認するタイミングにも向いています。

PEなら、

  • 毛羽立ち
  • 繊維のほつれ
  • 色落ち
  • 結束部周辺
  • 残っているライン量

などを確認します。

ここで注意したいのは、「シーズンが終わった=毎年必ず新品へ交換」ではないこと。

ラインの種類、釣行回数、岩や枝への接触、現在の状態によって判断は変わります。

PEラインについては、【渓流釣り】PEラインの寿命はどれくらい?毛羽立ち・色落ちから判断する交換時期で、先端を切る・裏返す・全交換する判断まで詳しくまとめています。

オフシーズンにPEラインや渓流ルアー、ルアーケースを整理する様子の水彩イラスト
ラインやルアーは「シーズンが終わったから全部交換」ではなく、まず現在の状態を確認します

③ ルアーとケースを整理する

禁漁期間に一度ケースを開けると、「これ今年使ったっけ?」というルアーが出てくることがあります。

確認したいのは、本数を減らすことだけではありません。

  • フックにサビが出ていないか
  • フックポイントが傷んでいないか
  • スナップなどの小物が不足していないか
  • ケース内部に汚れや水分が残っていないか
  • 似た役割のルアーばかり増えていないか

などを見ておくと、来季のケースが使いやすくなります。

冬だから空いているスペースを全部新しいルアーで埋める必要はありません(笑)。

まずは「来季も持っていく理由があるか」を見直す方が先です。

ケース数や中身の絞り方は、【渓流釣り】ルアーケースは何個入れば十分?持ちすぎない収納術へ。

ケース自体を見直したい場合は、【渓流ルアー】ルアーケースおすすめ6選|ミノー・スプーンを持ち歩きやすいケースを厳選で、両面・仕切り・フォームなどの違いを比較しています。

④ 今シーズンの釣行記録を振り返る

写真フォルダやスマホの記録を見返すだけでも、今シーズンの釣りが結構見えてきます。

例えば、

  • どの川へ何月に行ったか
  • 水温や天候はどうだったか
  • どんなルアーを使ったか
  • 魚が出た場所はどんなポイントだったか
  • 逆に反応がほとんどなかった日はどんな条件だったか

など。

釣れた日の写真だけを見るのではなく、釣れなかった日も一緒に振り返ると、翌年の釣行計画を考える材料になります。

「去年のこの時期は、どこへ行ってたっけ?」が分かるだけでもかなり便利です。

スマートフォンやノート、地図を使って渓流釣りの釣行記録を振り返る様子の水彩イラスト
釣れた日だけでなく、時期・川・天候・ルアーなどを振り返ると来季の釣行計画を立てやすくなります

記録を残す方法は、【渓流釣り】「まぐれ」を卒業!中級者への壁を越える“引き出し”の増やし方と、超カンタンなスマホ記録術で詳しく紹介しています。

⑤ エリアトラウト・冬季C&Rを楽しむ

一般的な渓流区間が禁漁になっても、すべてのトラウトフィッシングが春まで終わるわけではありません。

地域や釣り場によっては、管理釣り場のエリアトラウトや、冬季に利用できる指定C&R区間などがあります。

自分も10月以降は、ルール上釣行できるC&R区間へ行って釣り欲を解消することがあります(笑)。

ただし、ここは本当に注意したいところ。

「C&Rなら禁漁期間中でも釣れる」という意味ではありません。

自然河川の指定区間なのか、管理釣り場なのかでも仕組みは違います。

行く前には、

  • 都道府県の漁業関係ルール
  • 漁協の公式情報
  • 釣り場・管理者の公式案内
  • 営業・利用期間
  • 遊漁券や料金
  • 対象魚
  • 利用できる区間

をその年の最新情報で確認します。

冬季の管理釣り場でトラウトフィッシングを楽しむアングラーの水彩イラスト
冬でもトラウトを狙える場所はありますが、管理釣り場と自然河川の指定C&R区間は分けて考え、利用ルールを確認します

初めて管理釣り場へ行く場合は、【エリアトラウト入門】都内からリュック1つで最高の気分転換!初心者向け管理釣り場の始め方も参考にしてください。

⑥ 来シーズンに行きたい川・使いたい道具を調べる

オフシーズンになると、来季の予定を考える時間も増えます。

川なら、

  • 行ってみたい河川
  • 解禁時期
  • 遊漁券
  • アクセス
  • 駐車や公共交通の条件
  • 入渓・退渓をどう組むか
  • 必要になりそうな装備

など。

シーズン中だと「今週どこ行こう?」になりがちですが、冬なら少し遠い川まで含めて調べられます。

道具も同じです。

オフシーズンになると、来季使ってみたいリールやロッド、ルアーを調べている時間はかなり増えます。

とはいえ、順番は「冬だから買う」ではなく、「来季どんな釣りをしたいか → 必要なら道具を調べる」くらいがちょうどいいと思います。

源流寄りへ行きたいのか。

少し広い川をやってみたいのか。

今のタックルで困っていることがあるのか。

そこが先に決まれば、必要な道具も絞りやすくなります。

地図やノート、釣具を見ながら来シーズンの渓流釣行を計画する様子の水彩イラスト
来季どんな川へ行き、どんな釣りをしたいかを先に考えると、必要な道具も選びやすくなります

⑦ 禁漁期間・解禁日・ルールを再確認する

来シーズンが近づいたら、前年の情報をそのまま使わず、改めてルールを確認します。

見るのは、

  • 解禁日・禁漁期間
  • 遊漁券の種類と購入方法
  • 禁漁区・禁止区間
  • 対象魚
  • 体長や採捕に関する制限
  • C&R区間のルール

などです。

漁協のルールや区間設定が変わる可能性もあるので、前年の記事やSNS投稿だけで判断せず、都道府県・漁協・釣り場などの公式情報を確認します。

これは「細かいルールを全部暗記する」という話ではなく、自分が次に行く川について、必要なことを釣行前に確認するということです。

オフシーズンは釣りから少し離れるのもあり

ここまで7つ挙げましたが、全部やる必要はありません。

むしろ冬は普通に休んでもいいと思っています。

自分も12〜2月くらいになると寒すぎて、渓流釣り自体はほぼ完全に休んでいます(笑)。

釣りへ行くというより、釣具店へ行って道具を眺めたり、家で来季のリールやルアーを調べたりして過ごすことの方が多いです。

シーズン中は朝早く起きて、山へ入り、川を歩いて、帰って道具を片付ける。

渓流釣りは楽しいけど、普通に体力を使います。

だから数か月くらい釣りから離れて、別のことをするのもオフシーズンの過ごし方のひとつです。

一方で、春になって急に歩くと身体がついてこないのも嫌なので、釣りへ行かない時期でもジムには行って、体力が落ちすぎないようにはしています。

別に渓流のためだけの特殊なトレーニングをしているわけではなく、完全に動かなくならない程度で十分だと思っています。

冬のオフシーズンに自宅で渓流釣りの道具を整理しながら春の準備をするアングラー
冬は無理に釣りを続けなくても大丈夫。休みながら、気が向いた時に少しずつ春の準備を進める過ごし方もあります

春になってから慌てないように少しずつ準備しよう

渓流の禁漁期間に何をするかは、人によって違います。

リールを整える人。

ラインやルアーを見直す人。

釣行記録を振り返る人。

エリアトラウトや、ルール上利用できる冬季C&Rへ行く人。

来季の川を探す人。

寒いから春までほとんど釣りをしない人。

どれも普通の過ごし方です。

7つ全部をこなすことより、自分が気になっているところをひとつだけ整えておく方が、次の解禁につながりやすいと思います。

リールの回転が気になっていたならメンテナンス。

ケースがパンパンならルアー整理。

来年違う川へ行ってみたいなら河川探し。

何もしたくなければ、一度釣りから離れて休む。

そして春が近づいてきたら、解禁日と遊漁ルールをもう一度確認して、少しずつ道具を準備する。

禁漁に入った直後は「春まで長いな……」と思うけど、なんだかんだ道具を触ったり川を調べたりしていると、また解禁が近づいてきます。

【ユウのあとがき】

禁漁に入った直後は、本当に毎年ちょっと喪失感あるんですよね(笑)。週末になっても「川どこ行こう?」がないのが寂しい。

でも真冬まで無理に釣りを続けようとは思ってなくて、自分の場合は寒くなったら普通に休んでます。その間に釣具を見たり、来季行きたい川を探したりするくらい。

オフシーズンも釣りを頑張るというより、また川へ行ける時期を楽しみにしながら、気になったところだけ少しずつ整えておけば十分だと思います。
この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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