【釣行記】上野村冬季ハコスチ釣り場へ!雨の神流川で挑んだ4時間

TROUT FISHING

10月下旬、久しぶりの釣行で向かったのは、群馬県上野村にある「上野村冬季ハコスチ釣り場」。神流川で、引きの強さが魅力のニジマス「ハコスチ」を狙ってきました!

今回のメンバーは、私(ユウ)とナオ、オガの3人。約2か月ぶりの釣行ということで楽しみにしていたのですが、天気予報はまさかの一日雨……。しかもレンタカーの返却時間があるため、釣りができるのはわずか4時間です。

目の前に魚がいるのに、なかなか釣れない。ようやくヒットしたと思ったら、今度はバラしてしまう。そんな悔しさを味わいながらも、3人で楽しんできた今回の釣行。

現地で教えていただいた魚の扱い方や、次回につながるルアー選びのヒントなど、学ぶことも多かった一日を紹介していきます!

雨の上野村へ!受付で教わった釣り場のルール

この日の気温は15℃ほどで、最低気温は8℃まで下がるという予報。10月下旬とはいえ、かなり肌寒い一日になりそうでした。さらに朝から夕方まで雨の予報です。

今年の夏は雨や台風の影響もあり、週末を中心に釣りへ出かける私たちは、なかなか予定を合わせられない日が続いていました。気づけば前回の釣行から約2か月。正直、今回は釣りができるだけでも楽しみでした(笑)。

今回もいつもどおりレンタカーを借り、朝6時ごろに出発。9時ごろの到着を目指していましたが、途中の渋滞や雨の影響もあり、現地に着いたのは9時30分ごろでした。

そこから着替えなどの準備を済ませ、チケットを購入できたのは10時ごろ。帰りの時間も考えると、今回の実釣時間は10時から14時までの約4時間となりました。

まず印象に残ったのが、釣り場の管理者の方たちの親切さです。受付ではルールについて丁寧に説明していただき、初めて訪れる私たちでも安心して釣りを始めることができました。

上野村冬季ハコスチ釣り場で案内されている利用ルール
上野村冬季ハコスチ釣り場の利用ルール。釣りを始める前に確認しておきたい内容です。

こちらは全区間がキャッチ&リリース(C&R)の釣り場です。魚を持ち帰ることはできず、釣った魚はできるだけ負担をかけずに川へ戻す必要があります。

公式ルールでは、トリプルフックの禁止、バーブレスフックの使用、エサ釣りやワームの禁止などが定められています。また、魚を陸に上げないことや、エラに手を入れないことなど、魚の取り扱いについても細かく案内されています。

特に勉強になったのが、ランディングネットに入れたあとの魚の扱い方です。

受付の方からは、魚がネットの中で横になってしまうと、一見落ち着いているようでも呼吸がしづらくなることがあるため、できるだけ魚が立った状態、つまり自然な姿勢を保てるようにした方がいいと教えていただきました。

これは今回、現地の方から伺った説明です。私たちも釣った魚には元気な状態で川へ戻ってほしいので、魚への接し方を改めて考える良い機会になりました。

なお、公式ルールでは、魚が針を深く飲み込んだ場合は無理に外そうとせず、ラインを切って速やかに逃がすことも案内されています。釣行前には上野村漁協の公式サイトで最新のルールを確認しておきたいですね。

そもそも「ハコスチ」とは?

今回のお目当てであるハコスチは、群馬県水産試験場が開発した釣り専用のニジマスです。箱島系のメスとスチールヘッド系のオスを掛け合わせて生まれ、スピード・パワー・スタミナの三拍子がそろった強い引きと、豪快なジャンプが特徴とされています。

管理者の方からもハコスチの力強さについて話を聞き、ますます釣ってみたくなりました。実際にどれほどの引きなのか、自分のロッドで体感してみたいところです(笑)。

ハコスチの特徴は、群馬県の公式サイトでも詳しく紹介されています。

神流川で釣り開始!水温13℃といつものルアー

受付では、釣り場全体のマップもいただきました。

上野村冬季ハコスチ釣り場の全体マップ
受付でいただいた釣り場マップ。釣りができる区間や川の流れを確認できます。

受付の方からは「先週、上流側に放流したばかりなので、上流に行った方がいいですよ」と教えていただきました。

ただ、今回は4時間しかありません。最初から遠くまで移動するより、まずは近くで魚の反応を確かめてみることにしました。

スタート地点に選んだのは、川の駅から少し下がった場所です。すでに10時を過ぎていましたが、雨にもかかわらず釣り人はかなり多い印象でした。

また、この日は車を川の近くまで移動できたので、荷物の出し入れや着替えがしやすかったのも便利でした。雨の日はできるだけ荷物を濡らしたくないので、車が近くにあるのはありがたいですね。

川の駅付近にある上野村冬季ハコスチ釣り場の神流川の風景
車を停めた場所のすぐ目の前には神流川。ここから今回の釣行が始まりました。

車を停めると、目の前にはすぐ川が広がっています。ナオは早速キャストを開始。久しぶりの釣りということもあり、みんな自然とテンションが上がっていました(笑)。

私はまず、水温を測ってみることにしました。

上野村冬季ハコスチ釣り場で水温計を使って神流川の水温を測定する様子
この日の実測水温は約13℃。釣りを始める前に水温を確認しました。

この日の水温は約13℃でした。急激に気温が下がっていたこともあり、魚の活性に影響しているのではないかと考えました。

ただ、水温が13℃だったという事実だけで、活性が低いとは判断できません。前日までの水温変化や魚の状態なども関係するため、まずはルアーへの反応を見ながら釣り方を探っていきます。

川の流れは、私たちが普段釣りをしている渓流と比べると比較的穏やかな印象でした。魚の反応を観察しながら、じっくりアプローチできそうな環境です。

ただし、雨の日の川は水位の上昇や滑りやすい足元にも注意が必要です。釣りやすそうな場所でも、無理をしないことが大切だと思います。

この日は3人でゆっくり楽しもうということで、ナオが投げて、私が投げて、次はオガが投げて……というように、ポイントを譲り合いながらローテーションしました。

普段の渓流釣りでは、魚がいそうな場所をテンポよく打ちながら上流へ進むことが多いのですが、今回は少し違う楽しみ方です。誰かが投げている間は魚の反応を観察したり、次に使うルアーを考えたり。3人で同じポイントを眺めながら釣りをするのも楽しいものですね。

この日使っていた主なルアーは、普段の渓流釣りでも使用しているものが中心でした。

  • スミス D-コンタクト
  • ダイワ ダブルクラッチ60F1 C&Rカスタム(オリーブヤマメ)
  • ダイワ ダブルクラッチ60F1 C&Rカスタム(カゲロウベージュ)
  • スプーン、スピナー(オガが使用)

私たちは渓流でミノーを使う機会が多いため、今回も使い慣れたルアーからスタートしました。なお、渓流用ルアーを管理釣り場で使用する際は、フックなどの仕様が現地のルールに合っているか確認が必要です。

魚は見えるのに釣れない!上流へポイントを探す

周りを見渡すと、この日はフライフィッシングを楽しんでいる方がかなり多い印象でした。あくまで私の感覚ですが、釣り人の6〜7割くらいはフライだったように思います。

上野村冬季ハコスチ釣り場でフライフィッシングを楽しむ釣り人たち
この日はフライフィッシングを楽しむ方が多く見られました。

そして、何より驚いたのは魚の多さです。受付で聞いたとおり、少し前に上流側で放流が行われていたとのことで、目の前にもたくさんのニジマス(ハコスチ)が見えていました。

魚が見えると、やっぱり期待してしまいますよね(笑)。

釣り人は多かったものの、雨が降っていることで魚へのプレッシャーが少し和らぐのではないかと考え、まずは目の前にいる魚の近くをルアーが通るようにキャストしていきました。

すると、最初の1〜2投ではルアーに反応してくれます。魚がルアーを追いかける姿も見え、これは釣れるかもしれないと思ったのですが……。

同じポイントへ3投目くらいになると、もう見向きもしてくれません。

魚はいる。ルアーも追ってくる。でも、最後のひと口が出ないんです。

ルアーの色や動かし方を変えながら試してみましたが、なかなかヒットにはつながりません。魚が目の前にいるからこそ、余計にもどかしく感じます(笑)。

そこで、少しずつ上流へ移動することにしました。すでに釣りをしている方も多かったため、人と人との間隔が広く空いている場所を探しながら歩いていきます。

上野村冬季ハコスチ釣り場の上流へ向かう途中に見えた神流川の風景
上流へ移動しながら、キャストできそうなポイントを探していきます。

少し歩いてはキャストし、反応がなければまた移動。こうして川を歩きながらポイントを探していると、普段の渓流釣りに少し近い感覚も戻ってきました。

途中には、受付でもらったマップに載っていた川の分岐地点もありました。

上野村冬季ハコスチ釣り場の上流側にある川の分岐地点
途中で見つけた川の分岐地点。この日はさらに奥の方まで進んでみることにしました。

せっかく来たので、今日はできるだけ奥の方まで行ってみたい。そんな気持ちもあり、さらに上流へ向かうことにしました。

歩きながらキャストできそうな場所を見つけては、丁寧にルアーを通していきます。ここでも魚の反応はかなり確認できましたが、やはりなかなか口を使ってくれません。

ルアーのサイズ、巻く速度、アクションを変えながら試してみても、あと一歩が足りないようです。

魚がルアーを追ってくるからといって、必ずしも食いついてくれるわけではない。分かってはいるものの、何度も目の前で見せられると難しさを実感します。

ようやくヒット!3回のバラシと悔しい4時間

なかなか釣れない時間が続き、「んー、今日はダメかな……」と思い始めていたその時でした。

「バクッ!」

突然、ロッドに重さが乗りました!

ようやくヒットです!

一気にリールを巻き上げ、魚とのやり取りを始めます。ところが、魚がジャンプしたその瞬間……。

フッ。

ルアーが外れてしまいました。

……やってしまいました(泣)。

せっかく掛けたハコスチだっただけに、かなり悔しい!

しかも、その後も立て続けに2回ヒットしたのですが、なんとその2回もバラしてしまいました。

合計3回ヒットして、3回ともキャッチできず。

さすがにこれは凹みます(笑)。

このとき使っていたのは、ダイワの「ダブルクラッチ60F1 C&Rカスタム」、カラーはカゲロウベージュでした。

この日はチャート系カラーを試しても、私たちの釣り方ではほとんど反応が得られませんでした。一方、カゲロウベージュのようなナチュラル系カラーでは、ヒットまで持ち込むことができました。

もちろん、この日の結果だけで「雨の日はナチュラル系が釣れる」とは断言できません。カラー以外にも、ルアーの動きや通すコース、魚の状態などが影響するはずです。それでも、反応に違いがあったことは印象に残りました。

今回はシングルバーブレスフックを使用していたため、魚とのやり取りについても改めて考えさせられました。

バーブレスフックはカエシがないため針を外しやすい一方、魚とのやり取りではラインテンションの変化にも注意が必要です。ただし、今回のバラシがすべてフックの仕様によるものだったとは言い切れません。

魚がジャンプしたときのロッドの角度やラインテンション、フックの掛かり方など、見直せる部分はありそうです。3回のチャンスをすべて逃してしまったことには、まだまだ技術不足を感じました。

気を取り直して、さらに上流へ。入れそうなポイントを見つけてはキャストを繰り返し、少しでも反応のある魚を探していきました。

上野村冬季ハコスチ釣り場の上流側で釣り歩いた神流川の風景
さらに上流へ。最後までハコスチを狙いましたが、なかなか釣果につながりません。

気づけば時刻はすでに12時ごろ。釣りができるのは残り2時間です。

3人とも諦めず、ルアーを投げ続けました。反応を見ながらルアーを交換したり、通すコースを変えたり、できることを試していきます。

しかし、なかなか釣果には結びつかず……。そのまま14時を迎え、今回の釣行は終了となりました。

結果は、3人ともヒットはあったものの、全員キャッチには至らず。みんなで少し凹みながら釣り場をあとにすることになりました(笑)。

それでも、ハコスチがヒットした瞬間の手応えと、ジャンプしたときの姿は印象に残っています。だからこそ、余計に釣り上げたかったですね……!

帰り際に教わったクランクのスローリトリーブ

釣りを終え、帰る前に受付の方へ、この日のおすすめの釣り方を聞いてみました。

そこで教えていただいたのが、クランクベイトを使ったスローリトリーブです。

特に印象的だったのが、巻く速度。受付の方によると、「リールのハンドルを5〜8秒で1回転させるくらい、ゆっくり巻くのがいい」とのことでした。

私たちは普段、渓流釣りでミノーを使う機会が多く、今回はクランクベイトを持ってきていませんでした。管理釣り場へ行く機会も少ないため、使い慣れたルアーを中心に準備していたんです。

クランクベイトには、一定の深さを比較的ゆっくり泳がせやすいタイプがあります。実際の泳ぎ方や潜る深さはルアーの種類によっても変わりますが、今回のように魚がルアーを追っても食いつかない状況では、試してみたい選択肢のひとつです。

もっとも、「5〜8秒で1回転」というのは今回、現地で教えていただいたアドバイスです。すべての釣り場やクランクに共通する最適な速度というわけではありません。

今回は実際にクランクを試していないため、釣果が変わったかどうかは分かりません。それでも、もし持ってきていたら違う展開になっていたのかな、と考えてしまいます(笑)。

普段の渓流釣りと同じ感覚だけでなく、釣り場に合わせたルアーをそろえていく大切さを改めて感じました。次回はミノーに加えて、クランクも準備して挑戦したいところです。

冷え切った身体を癒やしに「しおじの湯」へ

釣りを終えたころには、3人とも身体がすっかり冷えてしまっていました。一日中雨が降っていたこともあり、寒さはなかなかのものです。

そこで帰りに立ち寄ることにしたのが、「浜平温泉 しおじの湯」です。

しおじの湯は、上野村の神流川沿いにある日帰り温泉施設。露天風呂や大浴場があり、釣行後に冷えた身体を温めるにはありがたい場所です。

さらに、上野村漁協の公式案内では、冬季ハコスチ釣り場の当日券を提示すると、しおじの湯の日帰り入浴料金が割引になる特典も紹介されています。

釣り場のチケットは、温泉に立ち寄るまで取っておくといいですね。なお、割引の適用条件や料金は変更される場合があるため、利用時に最新の案内を確認してください。

そして、いよいよ温泉へ。

冷え切った身体で湯船に入った瞬間、自然と声が出るくらい気持ちよかったです(笑)。

釣果は残念でしたが、釣りのあとにこうして温泉へ立ち寄れるのも、遠征の楽しみのひとつだと思います。

温泉でしっかり身体を温め、16時ごろには帰路につきました。

営業時間や休館日、入浴料金については、浜平温泉 しおじの湯の公式サイトを確認してください。

釣れなかった4時間から、次の釣行へ

今回の上野村冬季ハコスチ釣り場では、残念ながら1匹も釣り上げることができませんでした。

ただ、目の前で魚がルアーを追う姿を何度も確認でき、ヒットにも持ち込めました。結果が出なかったからこそ、次回に向けて見直したいことも見つかりました。

今回の経験から、特に意識したいのは次の4つです。

  • ルアーの選択肢を増やす:使い慣れたミノーに加え、クランクなども準備しておく。
  • 魚の反応に合わせて変える:カラーだけでなく、巻く速度やルアーを通すレンジも試してみる。
  • ヒット後のやり取りを見直す:魚がジャンプしたときも、ラインテンションやロッドの角度を意識する。
  • 限られた時間を有効に使う:放流場所など受付で得られる情報も参考に、ポイントを選んでいく。

また、釣り方だけでなく、受付で教えていただいた魚の扱い方も大切にしていきたいと思います。キャッチ&リリースの釣り場だからこそ、釣ったあとのことまで意識して楽しみたいですね。

今回の釣行データ

  • 釣行場所:群馬県上野村・上野村冬季ハコスチ釣り場(神流川)
  • 釣行時期:2026年10月下旬
  • メンバー:ユウ・ナオ・オガの3人
  • 天候:雨
  • 気温:当日は15℃ほど、最低気温8℃の予報
  • 実測水温:約13℃
  • 実釣時間:10時〜14時ごろ(約4時間)
  • 使用ルアー:D-コンタクト、ダブルクラッチ60F1 C&Rカスタム、スプーン、スピナーなど
  • 釣果:ユウは3回ヒット・3回バラシ。3人ともヒットあり、キャッチなし
  • 立ち寄り温泉:浜平温泉 しおじの湯

これから上野村冬季ハコスチ釣り場へ行く方へ

上野村漁協の2026〜2027年シーズンの公式案内では、冬季ハコスチ釣り場の期間は2026年10月11日(日)から2027年2月23日(火・祝)までで、火曜日は祝日を除き定休日とされています。

営業期間や利用ルールは変更される可能性があるため、釣行前には必ず上野村漁協の冬季ハコスチ釣り場案内を確認してください。

今回の釣行は、釣果だけを見れば悔しい一日でした。それでも、約2か月ぶりに3人で川へ立ち、雨の中であれこれ試しながら過ごした4時間は、十分に楽しい時間でした。

魚が見えているのに食わない難しさも、ようやく掛けたハコスチを逃してしまった悔しさも、次回への楽しみにつながっています。

今度こそ、あの力強いハコスチをランディングネットに収めたいですね!

ユウのコメント

今回は3人そろって釣果なしという、なかなか悔しい一日でした(笑)。でも、約2か月ぶりに釣りができたことだけでも本当に楽しかったです!

ハコスチのヒットした瞬間の手応えや、ジャンプする姿はやっぱりかっこよかったですね。次回はクランクも持っていって、今度こそ1匹釣り上げたいと思います!

この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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