【釣行記】山梨県・柄杓流川へ!電車で行く夏の渓流ルアーと、釣りの後の至福の一杯

TROUT FISHING

毎日うだるような暑さが続く8月。
「涼しい森の中で、綺麗なヤマメに癒やされたい!」と思い立ち、遊山メンバーのナオと一緒に山梨県へ渓流ルアー釣りに出かけてきました。

今回僕たちが選んだフィールドは、山梨県を流れる桂川水系の美しい支流、「柄杓流川(ひしゃくながれがわ)」です。

いつもはレンタカーを借りて行くことが多い僕たちですが、今回は「電車釣行」にチャレンジ!
運転の疲れを気にせず、釣りの後に冷たいビールを飲んで帰る……という、大人ならではの贅沢な休日の様子を、たっぷりの写真とともにお届けします!

始発に揺られ、東桂駅から「太郎次郎滝」へ

まだ空が薄暗い早朝、リュックにパックロッドやウェーダーを詰め込み、新宿駅から始発電車に乗り込みます。(電車釣行の持ち物についてはこちらの記事も参考にしてくださいね)

電車に揺られること約2時間30分。
午前7時30分頃、目的地の最寄り駅である富士急行線「東桂駅(ひがしかつらえき)」に到着しました。

ここから歩いて10分ほどで、柄杓流川への入渓ポイントとして有名な「太郎次郎滝」へアクセスすることができます。

太郎次郎滝の看板
駅から歩いてすぐ川に入れるアクセスの良さは、電車アングラーにとって最高の環境です

木々に囲まれた道を下り、いよいよ川へと足を踏み入れます。
入渓した瞬間の雰囲気はこんな感じです。

入渓した時の雰囲気

緑が鬱蒼と茂り、真夏なのにスッと汗が引くほどの涼しさ。
川底には大小の岩が点在し、魚の隠れ家や、エサとなる虫たちが豊富に落ちてきそうな素晴らしい環境です。これは期待大!

水温16度。神々しい光の中でルアーローテーション

最近、「もっと論理的に釣りをしよう!」と水温計を買った僕。
さっそく入渓ポイントで水温を測ってみました。

水温を測った時の写真

結果は「約16度」。
渓流魚(ヤマメやイワナ)にとっての適水温は一般的に10度〜14度前後と言われているので少し高めですが、真夏の8月にしては十分に冷たく、魚も元気に動いてくれそうな水温です。

前日まで雨が続いていた影響か、川の流れは少し強め。(何度か足を持っていかれそうになり、ナオと笑い合いました)
時刻は午前8時。朝マズメのゴールデンタイムは過ぎていたので、のんびり一つの場所で粘るのではなく、2〜3投して反応がなければどんどん釣り上がっていくスタイルで攻めることにしました。

ルアーは、強い流れにも負けずにヒラを打ってくれる「メテオーラ 45mm」のシルバー系とゴールド系を、状況に合わせてローテーションしていきます。

神々しい川の雰囲気
この日は午後から雷予報でしたが、午前中は奇跡的に晴れ!木漏れ日が差し込む川は本当に神々しい美しさでした

ナオに待望のヒット!そして僕の痛恨のバラシ

川幅もそこそこあったため、僕とナオで左右のポイントをローテーションしながら、テンポ良く釣り上がっていきます。

時刻は午前9時30分頃、水温を測ると約18度まで上がっていました。
少し水深があり、流れが緩くなっている「溜まり」のポイントに差し掛かった時、ナオがルアーをボトムノック系(底を小突くように泳ぐルアー)にチェンジしてキャスト。

すると、深場から黒い影が飛び出し、「食った!」とナオの声が響きました。

釣れたヤマメ
上がってきたのは、パーマークが綺麗な15cmほどのヤマメでした

水温が上がってきたタイミングで、魚が休める深場をボトムまで沈めて攻める。状況に合わせた見事なルアー選択で、僕も横で見ていてすごく勉強になりました。

その後も、流れが強すぎる危険な場所は無理せずに陸を巻いてスキップしながら、さらに奥へと進んでいきます。

釣り上がっている様子

流れが少し落ち着いたポイントで、ついに僕のルアーにも「ググッ!」と明確なアタリが!
「よし、来たぞ!」と慎重にリールを巻いて寄せ、ランディングネットを差し出した瞬間……。

フッ……。

手元で無情にもルアーが外れ、15〜20cmほどのヤマメは元気に川の底へと帰っていきました。
魚へのダメージを減らすためにバーブレスフック(カエシのない針)を使っている僕たちにはよくあることですが、やっぱり目の前で逃げられるとめちゃくちゃ悔しいですね(笑)。
気を取り直して、さらに上流を目指します。

クマ出没注意!林道を抜けて支流へ寄り道

釣り上がっていくと、柄杓流川の本流からさらに細い支流へと分かれるポイントに到着しました。

支流の分岐点

スマホの地図アプリを開くと、この支流の先で「林道」と「川」が交差するポイントがあるようです。
「ちょっと川から上がって、林道を歩いて上のポイントまで行ってみようか!」と、ナオと相談してルートを変更しました。

林道を歩く姿

木漏れ日が気持ちいい林道を歩いていると、突然目の前に現れたのが……。

クマ出没注意の看板

「クマ出没注意」の看板です。
渓流釣りをしているとよく見かける看板ですが、やっぱりリアルに見ると背筋がスッと寒くなりますね(汗)。
熊鈴をしっかり鳴らし、2人で大きめの声で会話をしながら、最大限の警戒モードで約1kmほど林道を登りました。

そして、いよいよ林道と川が交差するポイントへ到着!

林道から支流に入るポイント

期待に胸を膨らませて川へ降りてみたのですが……。

浅い支流

水は流れているものの、川幅は非常に細く、全体的にくるぶし程度の深さしかありません。
「これはちょっと、ルアーを通すスペースがないな……」と判断し、大人しく元の本流(柄杓流川)へ戻ることにしました。

戻る途中、たまたま現地の方とお話しする機会があり聞いてみると、「この支流には10cmくらいの小さな魚はたまにいるけど、大きいのは難しいよ」とのこと。
1時間ほどロスしてしまいましたが、電車で来れる新規開拓のポイント情報としては、すごく良い勉強になりました!

午後1時、雷の気配を感じて早めの納竿

午前11時30分頃、再び柄杓流川の本流へ戻ってきました。

本流での釣り再開

やっぱりこの本流は、川の深さも適度にあり、川幅も広いので2人で並んで釣りをするには最高の環境です。
ただ、午後になるにつれて水温も徐々に上がり始め、「真昼間だし、追加の一匹はちょっと厳しいかもね〜」なんて言いながら、のんびりとルアーを投げます。
釣果も大事ですが、こうやって仲間とあーだこーだ言いながら川を歩く時間が、僕にとっては本当に楽しいひとときです。

その後もテンポ良く釣り上がりましたが、午後1時頃、空の様子が少し怪しくなってきました。

最後の川の様子

天気予報を確認すると、午後から「雷雨」の予報に変わっています。
渓流での雷やゲリラ豪雨(鉄砲水)は命に関わる危険があるため、「今日はここまでにしよう!」と勇気ある撤退を決断しました。

川を下りながら引き返しますが、途中で上がりやすい道路が見つからず、草木をかき分けながらのちょっとハードな下山となりました(笑)。

釣りからの「温泉・ビール・電車」は最強のルーティーン!

無事に道路まで戻り、着替えを済ませてApple Watchを確認すると、この日の歩行距離は約8km!
足はパンパンですが、心地よい疲労感に包まれています。

さぁ、ここからが電車釣行の本当の醍醐味です。
僕たちの最強ルーティーンに従い、電車で2駅ほど移動して、サウナも完備された充実の温泉施設へ直行しました。

冷えた体を温泉で温め、サウナで汗を流し……休憩所で待望の冷えたビールで乾杯!
「あのバラした魚、デカかったよなぁ」「クマ看板ビビったね〜」と、ナオと2人で今日の釣りの反省会をしながら飲むビールは、冗談抜きで世界一美味しい気がします。

午後5時頃、外では予報通り激しい雷と大雨が降り始めました。
「早めに上がって温泉に避難して正解だったね!」と笑い合いながら、帰りの電車に揺られて東京へと帰還しました。

柄杓流川は、ロケーションも素晴らしく、都内に住んでいるアングラーが「次の休日、電車でサクッと行こうか!」と思い立った時に最高のフィールドです。
皆さんもぜひ、リュックにパックロッドを忍ばせて、温泉とビールをセットにした大人の電車釣行を楽しんでみてくださいね!

【ユウのあとがき】
釣りの帰り道って、車の運転だとどうしても眠気との戦いになってしまってキツいんですよね。でも電車なら、ビールを飲んで席に座ったら、あとは爆睡しているだけで新宿に着いてしまいます(笑)。行き帰りの移動時間すら「リラックスタイム」に変えてしまう電車釣行、本当にクセになりそうです!

この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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