遊山メンバー
ユウ
休日の早朝。まだ薄暗い時間に家を出て、始発電車に揺られながら山を目指す。
窓の外の景色がビル群から深い緑へと変わっていくのをぼんやり眺める時間は、車での移動とはまた違った情緒があっていいものです。
東京から奥多摩エリアなどへは電車でのアクセスも良く、渓流釣りやエリアトラウトへ電車で通っているアングラーはたくさんいます。
しかし、電車アングラーにとって最大の悩みの種が「荷物の持ち運び」です。
朝早い電車で運良く座れたとしても、長い釣り竿や泥だらけになるウェーダーを抱えていると、周りの乗客の目が気になって肩身の狭い思いをしますよね。
この記事では、僕が過去に電車移動でやらかした「顔面蒼白の失敗談」を交えながら、電車釣行を100倍快適にしてくれるコンパクトな釣り竿(パックロッド)と、荷物をまるごと飲み込むおすすめの収納トートバッグをご紹介します。
1. 【過去の悲劇】駅の壁にコツン。釣り竿の穂先が折れた日
渓流釣りに使うロッド(竿)は、一般的に真ん中で2つに分かれる「2ピース」のものが主流です。長さはだいたい5フィート(約150cm)なので、半分に畳んでも75cmほどの長さになります。
初心者の頃の僕は、この75cmの竿を専用の細長い袋に入れ、リュックからはみ出した状態で電車に乗っていました。
そしてある日の乗り換え中、駅の階段を急いで登っていた時のことです。
背中のリュックからはみ出ていた竿の先が、階段の壁に「コツン」と軽くぶつかりました。
「あっ」と思って慌てて確認すると、繊細なロッドのティップ(穂先)がポッキリと折れてしまっていたのです。
これから大自然の中で釣りをするぞ!とワクワクしていたのに、現場に着いた時には竿が使えないという絶望感。あの時サーッと顔から血の気が引いた感覚は、今でもトラウマです(笑)。
この悲劇を経験して以来、僕は電車移動の時は絶対に「パックロッド」を使うようになりました。
2. 【比較】車は2ピース、電車は「パックロッド」の使い分けが最強
パックロッド(マルチピースロッド)とは、4分割や5分割など、細かく分解してコンパクトに収納できる釣り竿のことです。
一般的な2ピースロッドと、どれくらい持ち運びやすさが違うのか比較してみましょう。
| 比較項目 | 2ピースロッド | パックロッド(4〜5ピース) |
|---|---|---|
| 仕舞寸法(収納時) | 約75cm(リュックからはみ出す) | 約40cm前後(リュックの中に収まる) |
| 持ち運びのストレス | 壁やドアにぶつけないか常に気を使う | 完全にバッグに隠れるため超快適 |
| 向いている移動手段 | 車での移動 | 電車、バス、自転車、バイク |
仕舞寸法が40cm前後になれば、一般的なリュックの中にすっぽりと収まります。
これなら満員電車でも周りに迷惑をかけませんし、何より「壁にぶつけて折る」という物理的なリスクを完全にゼロにすることができます。
車で行く時は準備が早い2ピース、電車で行く時はリュックに入るパックロッド、と使い分けるのが大人のスマートなスタイルです。
3. 【僕の愛用品①】アブガルシアの「ズームサファリ」で身軽に遊ぶ
「パックロッドってたくさん種類があるけど、どれを買えばいいの?」と悩む方へ、僕が自信を持っておすすめしたいのが、AbuGarcia(アブガルシア)の「ZoomSafari(ズームサファリ)」です。
このロッドのコンセプトは「子供も大人も楽しめる、カッコよくてカワイイなんでもできるマルチピースロッド」。その言葉通り、渓流のルアー釣りはもちろん、エサ釣りから海でのアジ釣りまで、これ1本で何でもこなせてしまう超万能な竿なんです。
デザインもアースカラーでアウトドアの服装にバッチリ似合います。
長さは「404UL」か「505L」がおすすめ
ズームサファリはサイズ展開が豊富ですが、渓流釣りで使うなら「404UL」か「505L」のどちらかを選べば間違いありません。
- 404UL(長さ約122cm): 木が生い茂る狭い源流域を攻めたい人向け。短くて扱いやすく、しなりも抜群です。
- 505L(長さ約152cm): 管理釣り場(エリアトラウト)や開けた渓流をライトに楽しむならこちら。初心者はまず505Lで十分楽しめます。
4. 【僕の愛用品②】ウェーダー収納の最適解!パタゴニア「ブラックホール」
ロッドの問題は解決しましたが、もう一つ忘れてはいけないのが「ウェーダーとウェーディングシューズ」の持ち運びです。
自然の川へ入るなら必須の装備ですが、濡れて泥だらけになったこれらを、帰りの電車でどうやって持ち帰るかが大きな課題になります。
そんな時に大活躍するのが、僕が愛してやまないPatagonia(パタゴニア)の「ブラックホール・ギアトート 61L」です。
名前の通り、本当にブラックホールのように何でも吸い込んでくれる特大のトートバッグです。61リットルという圧倒的なサイズ感で、ウェーダー、ブーツ、釣り用のベストや小物類を入れてもまだ余裕があります。
撥水性と耐久性が異常に高く、濡れたものをそのまま放り込んでも外に水が染み出さないため、電車の中でも安心です。
「そのまま保管」で忘れ物ゼロ!
実はこのバッグ、移動中だけでなく家での「収納庫」としても超優秀なんです。
僕は釣りの道具一式を常にこのブラックホールの中に入れて保管しています。釣りに行く時は、このトートバッグとリュック(パックロッド入り)をサッと持ち出すだけなので、忘れ物をする心配がなくなりました。
デザインも洗練されていてカッコいいですし、これは完全に壊れるまで一生使い倒そうと思っています!
まとめ:道具を最適化して、電車の渓流釣りをもっと身軽に!
電車釣行を快適にするための、パックロッドと収納バッグの魅力についてお話ししました。
「荷物が多いから電車で行くのはやめておこうかな……」と億劫に感じていた方も、専用の道具を少し揃えるだけで、驚くほど身軽で快適な電車旅が実現します。
帰りの電車で、心地よい疲労感に包まれながら缶ビールをプシュッと開ける瞬間は、本当に最高ですよ!
あの階段で穂先を折ってしまった日、ショックすぎて駅のホームでしばらく立ち尽くしました……。高い修理代を払って直しましたが、今でもあの竿を見ると思い出します(笑)。ズームサファリを手に入れてからは、仕事用のカバンに忍ばせておいて、出張先でこっそり釣りを楽しむなんていうズルい遊び方もできるようになりました。大人の秘密兵器として、ぜひ1本持っておいて損はありませんよ!
電車で快適に移動するための持ち物リストや、おすすめの釣り場もあわせてチェックしておきましょう!

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