【渓流釣り】リュックは何L必要?半日・1日・源流釣行で容量を比較

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渓流釣り用のリュックを探していると、20L、25L、30L、40L……と容量がいろいろあって迷います。

「半日なら20Lで足りる?」「1日釣るなら30L?」「源流側まで歩くなら40Lくらい必要?」

数字だけを見ていると、だんだん分からなくなってきますよね。

遊山メンバー 遊山メンバー
渓流用のリュックって、結局何Lくらいを選べばいいですか?30Lくらいなら何でも入ります?
ユウ ユウ
容量だけ先に決めるより、実際に持っていく物から考える方が選びやすいですよ。車か電車かでも、必要な容量はかなり変わります。

渓流釣り用バックパックに、全員共通の「この容量なら正解」という数字はありません。

同じ日帰りでも、車へ着替えを置ける人と、電車で着替えまで全部背負う人では荷物量が違います。

源流寄りまで長く歩くなら、水・食料・雨具・防寒着・ライトなどの重要性も上がります。

容量から持ち物を決めるのではなく、必要な持ち物を決めてから、それが入る容量を選ぶ。

この記事では、半日・1日・電車・源流寄りの日帰りを具体例にしながら、自分なら何Lくらいを検討すればよいか考えていきます。

渓流釣りのリュックは何Lあればいい?

先に数字の目安も出しておきます。

遊山の記事上の目安としては、日帰りの渓流釣りなら20L台〜30L台を中心に考えやすいケースがあります。

ただし、この数字だけで選ぶのはおすすめしません。

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釣行スタイル 荷物が増減する主な理由 容量を考える目安 考え方
車+半日 着替えや予備用品を車へ残しやすい 20〜25L前後から検討 背負う荷物を必要品だけに分けられるなら、小〜中容量でも成立しやすい
車+1日 水・食料・雨具・防寒着などが半日より増えやすい 25〜30L前後から検討 半日より余裕を持たせつつ、車へ置ける物は分ける
電車+1日 着替えや帰りの用品まで自分で運ぶ 30〜40L前後も候補 車釣行と同じ「日帰り」でも荷物を逃がす場所がない
源流寄りの日帰り 水・食料・雨具・防寒・ライト等を省きにくい 20L台後半〜30L台を軸に荷物から判断 容量確保と同時に、長時間歩行を考えて総重量も抑えたい
チェストバッグ併用 ルアーケースや小物を胸側へ分散できる リュックを小さくできる場合あり リュック単体ではなく、身体全体の収納量で考える

※上記の容量帯はメーカーや公的機関が定めた基準ではありません。この記事で想定する荷物構成から考えた「遊山の記事上の目安」です。季節、行動時間、体格、釣り場、持ち物によって変わります。

例えば、5ft前後のロッドで近郊渓流へ車で半日行き、ルアー類はチェストバッグへ収納。リュックには雨具、水、行動食、ライト、救急用品、防寒用の薄手ウェアを入れる。

こうした条件なら、40Lクラスを最初から選ばなくても収まる可能性があります。

逆に同じ人が電車で朝から夕方まで出かけ、着替えや帰り用の衣類まで入れるなら、必要容量は一気に増えます。

「半日だから○L」ではなく、何を自分で背負うのかまで見るのがポイントです。

車で半日、電車で1日、源流寄りの日帰り渓流釣行の荷物量を比較した水彩イラスト
同じ日帰りでも、移動方法や行動範囲によって背負う荷物の量は変わります

同じ1日釣行でも必要容量が変わる理由

車なら「車に置く荷物」と分けられる

車で渓流へ行く場合は、釣り場で使わない物を車内へ残せるのが大きいです。

例えば予備の着替えやタオル、帰り用の靴、使う可能性が低い予備用品など。

もちろん車上荒らし対策や高温になる車内へ置けない物には注意が必要ですが、すべてを背負って歩く必要はありません。

自分は車で行く時、釣り用品をパタゴニアのブラックホール・ギア・トート 61Lへまとめて、そのまま車へ積んでいます。

名前の印象どおり本当にいろいろ入るので、車移動ではかなり便利です(笑)。デザインも気に入っていて、かなり重宝しています。

ただし、ここは間違えないようにしたいところ。

61Lを背負って渓流を歩いているわけではありません。

あくまで家から車まで釣り用品をまとめて運び、必要な物だけを釣り場へ持ち出すための大型トートです。

2026年10月22日時点のパタゴニア公式情報では、ブラックホール・ギア・トートは容量61L、重量835g。TPUフィルムをラミネートしたリサイクル・ポリエステル製ですが、縫い目やジッパーには防水処理が行われていません。

パタゴニア公式|ブラックホール・ギア・トート 61Lの仕様を確認する

GEAR
Patagonia ブラックホール・ギア・トート 61L
車釣行で、家から車まで釣り用品一式をまとめて運ぶ大型トートとして本人が使用。渓流で背負うバックパックではありません。

※Amazonリンク先は並行輸入品ページです。販売元・仕様・価格を確認して選んでください。

車釣行では、大きなバッグで現地まで運ぶ容量と、渓流で実際に背負う容量を分けて考えられるわけです。

電車では着替えまで背負うことになる

電車釣行になると事情が変わります。

駅から釣り場まで歩き、帰りも同じ荷物を自分で持って帰るので、「車へ置いておく」ができません。

釣具だけでなく、

  • 着替え
  • 雨具・防寒着
  • 水・食料
  • 安全用品
  • 帰りの移動で必要な物

などもバックパックへ入れることになります。

自分は電車で行く時、パタゴニアのガイドウォーター・ロールトップ・パック 41Lを使っています。

トートを長時間手で持って移動するのは現実的ではないですし、渓流ではそこからさらに歩くのでバックパックを選んでいます。

自分の場合、着替えまで入れるなら41Lくらいでちょうどいいと感じています。

ただし「電車釣行には41Lが正解」という意味ではありません。

自分が持っていく荷物でそう感じている、という実例です。

現行のガイドウォーター・ロールトップ・パック 41Lは、パタゴニア公式で容量41L、重量1,550g。800デニールのリサイクル・ナイロンにTPUコーティングを施し、防水規格IPX6、ロールトップ構造、取り外し可能なウエストベルトを備えています。

パタゴニア公式|ガイドウォーター・ロールトップ・パック 41Lの仕様を確認する

GEAR
Patagonia ガイドウォーター・ロールトップ・パック 41L
本人は電車釣行で使用。着替えまで含む本人の荷物量では41L程度がちょうどいいと感じていますが、源流側へ長く歩いた日は肩への負担も大きく感じています。

※現行モデルのAmazon・楽天販売は今回確認できなかったため、公式サイトへのリンクです。

同じ「日帰り」でも、車と電車ではここまで荷物の考え方が変わります。

車移動と電車移動で渓流釣りの持ち物量が変わる様子を比較した水彩イラスト
車では予備用品を残せますが、電車では着替えなども含めて自分で運ぶ必要があります

ベストやチェストバッグとの併用でも変わる

リュック容量は、ルアーケースや小物をどこへ収納するかでも変わります。

チェストバッグへ、

  • ルアーケース
  • リーダーやスナップ
  • プライヤー
  • すぐ使う小物

などを移せば、バックパックは水・食料・雨具・安全用品・ウェア類が中心になります。

逆に釣具も全部リュックへ入れるなら、その分だけ容量が必要です。

なので「25Lのリュックを買えばいいか」だけでなく、身体全体で何をどこへ収納するのかまで考えると選びやすくなります。

フィッシングベストとチェストバッグの違いは、フィッシングベストとチェストバッグの釣り歩きやすさ比較で詳しくまとめています。

半日・1日・源流寄りで持ち物を比べてみる

車で半日なら何を背負う?

近郊の渓流へ車で行き、数時間釣って戻ってくるケースを考えてみます。

着替えや大量の予備用品を車へ残せるなら、背負う物は比較的絞りやすくなります。

例えばバックパック側へ入れるのは、

  • 水
  • 短時間分の食料・行動食
  • 雨具
  • 必要な防寒着
  • ライト
  • 救急用品
  • 位置確認手段
  • バックパックへ収納する分の釣具

など。

ルアーケースなどをチェストバッグへ分けられるなら、20〜25L前後から検討しやすいケースです。

自分の荷物量で「釣り用品中心なら25Lくらいでも十分そう」と感じるのも、このくらいのイメージです。

ただし半日だからといって、水や雨具、ライトを省いていいわけではありません。

朝から夕方までの1日なら何が増える?

朝から夕方まで釣るなら、半日より水と食料が増えます。

季節によっては、朝夕の気温差へ対応する防寒着も必要になります。

さらに電車なら着替えも加わります。

例えば、

  • 安全・行動用品
  • 一日分を想定した水・食料
  • 雨具
  • 防寒着
  • 釣具
  • 電車なら着替え

まで積み上げていくと、車なら25〜30L前後、電車なら30L台〜40L前後も候補になってきます。

ここで大事なのは、「1日だから30L」という順番ではありません。

必要な物を並べた結果として、その容量帯になったと考えることです。

源流寄りの日帰りでは何を優先する?

源流側へ長く歩く日帰り釣行は、容量選びが少し難しくなります。

車や駅から離れるので、何かを忘れてもすぐ取りに戻れません。

そのため、水、食料、雨具、防寒着、ライト、救急用品、位置確認手段などは削りにくくなります。

一方で、心配だからと何でも持っていくとバックパックが重くなります。

自分も41Lのバックパックを背負って源流側へ1日行った時は、肩への負担がかなり大きくて、正直しんどいと感じました。

これは「41Lだから重い」という話ではありません。

同じ41Lでも、中身が軽ければ負担は変わります。

ただ、自分の経験としては容量があると物を入れられる分、長く歩く日は荷物を最小限にする工夫が必要だなと感じました。

源流寄りの日帰りでは、

必要な物は削らない → 重複や余分な物を減らす → 最後に容量と総重量を見る

という順番が分かりやすいです。

泊まりでテントや寝袋を持つ釣行は別の考え方になるので、源流泊・渓流キャンプの始め方で分けて紹介しています。

リュック容量は「必要な物」から逆算する

ここまで読んでも「じゃあ自分は何Lなんだ?」と迷う場合は、容量を見る前に持ち物を並べます。

優先順位は、例えば次のように考えられます。

最初に安全・行動に必要な物を確保する

奥多摩を管轄する青梅警察署山岳救助隊は、山へ入る際、日帰りでもヘッドランプ、雨具、水筒などの基本装備を携行し、予備食料、防寒衣、地図、コンパス、携帯電話なども忘れないよう案内しています。

これは登山者向けの安全情報であり、渓流釣りの装備一覧そのものではありません。

ただ、奥多摩のような山間部へ入る際に、「日帰りだから最低限の安全用品も要らない」と考えないための重要な参考になります。

警視庁・青梅警察署山岳救助隊|奥多摩の安全情報を確認する

小さいリュックへ収めるために安全装備を削らない

水、雨具、防寒着、ライト、必要な食料、救急用品、位置確認手段などを「入らないから置いていく」という順番にはしないでください。釣行場所・季節・行動時間に必要な物を確保したうえで、容量を決めます。

次に水・食料とウェアを置く

次に、その日の行動時間に合わせた水と食料。

季節や天候に合わせて雨具、防寒着、必要なウェア類を考えます。

この部分は気温や釣行時間で体積が大きく変わります。

夏の半日と、気温の低い時期の一日釣行で同じ容量にならない理由のひとつです。

最後に釣具と追加用品を整理する

そこへルアーケース、リーダー、フック、小物類などの釣具を追加します。

電車なら着替えも加えます。

この段階で入りきらなければ、「安全用品を削る」のではなく、釣具や予備用品の重複を見直します。

例えばルアーケースを何個も持っていく必要があるのか、予備用品が過剰になっていないか。

そうしたところから減らします。

渓流釣りで必要な持ち物自体を確認したい場合は、渓流釣り初心者向けの持ち物・装備リストで詳しくまとめています。

水、雨具、ライト、救急用品、食料、釣具から必要なバックパック容量を考える水彩イラスト
容量を先に決めず、安全用品や水・食料、ウェア、釣具を並べてから必要な大きさを考えます

大きすぎるリュックにも小さすぎるリュックにも弱点がある

大容量だと荷物を入れすぎやすい

「迷ったら大きい方を買えばいい」と考えたくなります。

実際、大容量は便利です。

自分が車で使っている61Lトートも、釣り用品をまとめるにはかなり便利です。

ただ、背負って長く歩くバッグは話が少し違います。

容量に余裕があると、「これも念のため」と荷物を追加しやすくなります。

結果として総重量が増えれば、長時間歩く時の負担も大きくなります。

狭い渓流や藪を通る場所では、大きなバッグが枝などへ触れやすくなることも考えられます。

大容量=悪いのではなく、その容量を全部埋める必要はないということです。

特に源流側へ長く歩く日は、容量より中身の総重量まで見るようにします。

小さすぎると必要な物まで削りたくなる

一方、小容量のバッグには身軽にしやすく、荷物を厳選しやすいメリットがあります。

近距離の釣行では取り回しの良さも魅力です。

ただ、「25Lへ絶対に全部収める」と容量を先に決めてしまうと、必要な装備まで削りたくなることがあります。

例えば、

「雨予報じゃないから雨具はいらないかな」

「日帰りだからライトは置いていこう」

という具合です。

山間部では天候や行動時間が予定どおりにならないこともあります。

小さいバッグを選ぶなら、安全に必要な物ではなく、重複している釣具や過剰な予備用品から減らす方が考え方として自然です。

容量が決まったら背負いやすさも確認しよう

必要な容量が決まったら、最後にバックパックそのものの仕様を見ます。

同じ30Lでも、背負った時の感覚や使い方は製品によって違います。

確認したいのは、

  • バッグ本体の重量
  • ショルダーハーネスの形状
  • チェストストラップ
  • ウエストベルトの有無
  • 背面構造
  • 防水・耐水性能
  • 開口部の使いやすさ
  • ポケットや外付け機能

などです。

例えば自分が電車釣行で使っている41Lのガイドウォーターは、公式仕様上1,550gあります。

容量だけ比べれば「41L」という数字しか見えませんが、バックパック本体にも重量があります。

そこへ水、食料、着替え、釣具を入れるので、最終的に背負う重さは中身も含めて考えなければいけません。

「何L入るか」と「その荷物を背負って歩けるか」は別の話です。

渓流では歩く時間が長くなることもあるので、容量が決まったあとこそ、背負い方やバッグ自体の重さも確認したいところです。

渓流での歩行については、渓流での歩き方・遡行の基本も参考にしてください。

日帰り装備を入れたバックパックを背負って日本の山間渓流へ向かうアングラー
容量だけでなく、実際にその荷物を背負って歩けるかまで考えて選びたいところです

迷ったら実際に持っていく物を並べてみよう

バックパック選びで迷ったら、通販サイトの容量一覧を見る前に、一度その日の荷物を床へ並べてみると分かりやすいです。

例えば「車で半日」なら、車へ残す物と釣り場まで持っていく物を分けます。

「電車で一日」なら、着替えまで含めて全部並べます。

源流側まで長く歩くなら、安全用品や飲食を先に確保してから、不要な釣具や予備用品を減らします。

順番にすると、

  1. 釣行時間・移動手段・行動範囲を決める
  2. 必要な安全装備を先に確保する
  3. 水・食料・ウェアを追加する
  4. 釣具や着替えを加える
  5. 重複した物や不要な物を減らす
  6. 最後にそれが入る容量を選ぶ

こうすると、「みんな30Lだから自分も30L」という選び方ではなくなります。

釣り用品だけなら25Lくらいで十分に感じる人もいれば、電車で着替えまで運ぶなら40L前後が使いやすい人もいます。

同じ自分でも、車では61Lの大型トートが便利なのに、それをそのまま背負って渓流へ行こうとは思いません。

逆に電車なら41Lのバックパックが便利でも、源流側へ一日歩いた時には荷物の重さがかなり気になりました。

必要な物を先に決め、不要な物を減らし、自分の釣行スタイルに合う容量を選ぶ。

リュックの「L」という数字は、その最後に見るくらいがちょうどいいと思います。

【ユウのコメント】

自分の中では、大容量って本当に便利なんですよ(笑)。車なら61Lのトートへ釣り用品をまとめて入れられるので、かなり重宝しています。

でも、それを背負って一日歩くとなると話は別です。電車では着替えまで入る41Lがちょうどいいと感じていますが、その41Lを背負って源流側へ一日行った時は肩がかなりしんどかったです。

なので「何Lが一番いいか」より、その日に本当に必要な物が何なのかを先に考える方が大事だと思っています。大きさより、中身ですね。
この記事を書いた人
ユウ

現在、渓流釣りに熱中しており、源流での釣行記や渓流釣り初心者~中級者に向けた記事をメインに発信中!平日はコンクリートジャングル、休日はアウトドアメインという生活を送っています。

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